5歳で映画デビューを果たし、55歳で引退するまでの半世紀をトップスターとして輝き続けた高峰秀子さん。彼女が残した数々の名作は、今もなお人の心を掴んで離しません。
そんな偉大な名俳優の生誕100年を記念して、『高峰秀子生誕100年プロジェクト』が発足。日本各地の劇場やミュージアムで企画展が実施されています。今回は、現在開催中の映画上映会と写真展をピックアップ。それぞれの見どころをご紹介します!

映画上映会
「<女優>から<妻>へ ―生誕100年 高峰秀子という生き方」

映画の変革期に多くの映画に出演し、戦時期には少女スターとして大衆に愛された高峰秀子さん。徹した仕事ぶりで俳優としての信頼を高める一方、その裏では養母との確執や十数人の親族の生活を担うなど、苛酷な運命を背負っていました。

企画展「<女優>から<妻>へ ―生誕100年 高峰秀子という生き方」では、日本映画史に功績を残した高峰秀子さんの俳優人生と、彼女が手に入れた妻としての幸福を、さまざまな作品・展示を通して振り返ります。波乱に満ちた半生と一転した穏やかな結婚生活を通して、高峰秀子という生き方を味わってみてはいかがでしょう。
「カルメン純情す」や「二十四の瞳」「浮雲」など、15作品を上映予定。詳しいスケジュールは公式サイトをチェック!

【詳細】
「<女優>から<妻>へ ―生誕100年 高峰秀子という生き方」
場所:鎌倉市川喜多映画記念館
期間:開催中~2025年1月13日(月・祝)
開館時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(1月13日は開館)、12月29日(日)~2025年1月3日(金)
観覧料:一般¥400、小・中学生¥200
公式サイト:https://kamakura-kawakita.org/exhibition/the_life_of_hideko_takamine

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写真展
「巨匠が撮った高峰秀子」

国内外で活動を続ける写真家の操上和美をはじめ、写真界に大きな足跡を残した土門拳、木村伊兵衛、林忠彦、秋山庄太郎、大竹省二、早田雄二、立木義浩。レンズを通して生まれる人と人との魂のぶつかり合いのなかで、俳優・高峰秀子をいかにとらえたか――。

写真展「巨匠が撮った高峰秀子」は、名だたる8人の巨匠の作品が一堂に集結するまたとない機会。彼らが独自のまなざしで切り取った、「被写体としての高峰秀子」を見ることができます。それぞれの写真家によって明らかに異なる表情を見せる彼女の表現力に、くぎ付けになること間違いなしです。

【詳細】
「巨匠が撮った高峰秀子」
場所:TOPMUSEUM B1F展示室
期間:開催中~2024年12月8日(日)
開館時間:10:00〜18:00(木・金曜日は20:00まで)
休館日:毎週月曜日
観覧料:一般¥1,200、学生・65歳以上¥1,000、中高生¥800
公式サイト:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4864.html