「大人のおしゃれ手帖web」での記念すべき1本目の記事「人生を変えた保護猫・ぽんずとの出会い」をたくさんの方に読んでいただいた皆さま、本当にありがとうございます!
ここで発信させていただけるようになったのも、猫との出会いがあったから。改めて、私の人生を変えてくれた出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。そして今回は、カメラとの出会いとそこからさらに人生が思わぬ方向に進んでいった話です。どうぞお付き合いくださいませ!
勢いで全く知識のないまま一眼レフカメラ購入
未熟児で1ヶ月持たないと言われた保護猫ぽんずがすくすくと成長するにつれ、やっと心に余裕が出てきました。約20年ぶりの猫との生活は、猫中心、猫さまファースト、うちの子の可愛いさは世界一(笑)。
最初は携帯電話のカメラで撮るだけで満足だったのですが、画質もそれほど良いものでなく、「こんなに可愛いのだからちゃんとしたカメラで撮ったほうがいいのでは?」という、親バカ全開の気持ちがむくむくと湧いてきたのです。
しかし私は、カメラのカの字もわからないほどの素人。「いいカメラ=一眼レフカメラ」と単純に考え、即、家電量販店へ。当時の私にとって一眼レフカメラは、「そもそも一眼って何? 写真好きな人が持っている大きくて黒くて重いカメラ、なんか難しそう。それに何といっても高い!!」と、まったく縁のないもの。それなのに「世界一可愛いぽんずの成長をきれいに残したい」の一心で、いそいそとカメラコーナーに向かってしまうのだから、猫パワー恐るべし(笑)。
結局、私は「CANON EOS Kiss X3レンズキット」という、初心者向けの比較的小さくて軽い一眼レフカメラをチョイス。このときの世界が広がるようなワクワクした気持ちと、なんだか自分がすごい人になったような不思議な感覚は今でも忘れられません!
こうして2010年4月から新しい相棒となるカメラとの生活がスタートしました。
最初の被写体はもちろんぽんず。でもなかなかうまく撮れない(涙)。カメラ用語もわからないし、分厚い説明書は読んでも理解できない……。挫けそうになりながらも、設定を変えたりしながら試行錯誤するうちにやっと「なんか可愛く撮れたかも?」という感じになってくると、俄然カメラが楽しくなってきたのでした。
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もう1匹の保護猫との出会い
ぽんずとの生活がスタートして約4か月。「ぽんずにも遊び相手がいた方がいいかも?」と思うようになったタイミングで、運命の出会いが!
お世話になっている建築会社の方が子猫を保護し、里親を募集していると聞いたのです。建築会社のH Pに掲載された写真を見ると、「なんて可愛い♡」と一目惚れ。さっそく会いに行ってみると「この子はうちの子になる」と何の疑いもなく思えたのだから不思議です。
ただ、心配だったのはぽんずとの相性。
生まれてすぐに母猫から引き離され、兄弟で過ごした期間もごくわずか。猫は兄弟と暮らす中で社会性を学ぶと言われているのですが、ぽんずには社会性を育む時期がほとんどなく……。「もし相性が最悪だったらどうしよう」と不安になりながらも、1匹でも命を救うことに繋がるなら、できる限りのことはしようと心を決めました。名前はぽんずの弟なので「ゆず」。合わせて「ゆずぽん」。ネーミングセンスがいいのか悪いのか微妙ですが、名付けた私は気に入っています(笑)。
心配した相性も、最初の頃は、「シャーーー」と猫パンチを連発するぽんずを見るたびに心が折れそうになりましたが、徐々にゆずを受け入れてくれるようになってきたのでひと安心。
可愛い被写体が2倍になった私が、それまで以上にカメラに夢中になったのはいうまでもありません!
家の中では「シャッターチャンスを逃したくない!」とばかりに、常にカメラをセッティング。気づけば1日に何百枚も撮るようになっていました。