オール電化とガスの基本料金を比較


電球と電卓
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電気やガスを契約すると、ベースとなる「基本料金」が発生します。基本料金は、その月に電気やガスを一切使わなかったとしても、支払わなければならない料金です。

それぞれの基本料金を表にまとめると以下のようになります。


図表※九州電力 オール電化向けプラン「電化でナイト・セレクト
※九州電力「従量電灯B」の料金
※一般財団法人日本エネルギー経済研究所 LPガス月別(九州局)
※九州ガス ガス小売供給約款

よってオール電化の場合と、電気・ガス併用の場合の基本料金はそれぞれ以下の通りです。
・オール電化:1888.80円
・ガス併用:1850.72~2846.72円

オール電化の場合、ガスの基本料金は不要となるため、家の広さやガスの種類によっては割安といえるでしょう。

ガス併用の場合は、電気(従量電灯B)の948.72円+LPガスの1897円といったように、電気とガス両方の基本料金を支払う必要があるため、割高となりやすいです。

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エネルギーコストはどれぐらい違う?

電気とガスの「エネルギーコスト」を比較する場合は、ガスを電気としての単位に変換し、1kWhあたりのエネルギーを発生させる上でどの程度コストがかかるかを計算します。

一般的な基準とされている、1kWh=860kcal、LPガスの熱量を2万4000kcal/㎥(1kw=約0.036㎥)、都市ガスの発熱量を1万1000kcal/㎥(1kw=約0.078㎥)をベースにシミュレーションすると、それぞれのエネルギーコストは以下の表のようになります。


図表

※九州電力のオール電化向けプラン電化でナイト・セレクトの料金より
※九州電力の従量電灯Bの料金より
※一般財団法人日本エネルギー経済研究所のLPガス月別(九州局)より、8706円/10㎥÷10×0.036㎥で算出
※九州ガスのガス小売供給約款より、料金表Aの単位料金(1㎥あたり)253.3769円×0.078㎥で算出

1kWhあたりのエネルギーコストを比較すると、電気の方がガスより安いです。「電気(オール電化向けプラン)」の夜間が14.48円と最も安く、「電気(従量電灯B)」でも120kWhまでであれば18.28円ですみます。

ガスについては、「都市ガス」は19.76円と安めですが、「LPガス」は31.34円となりこの中では最も高くなります。