昇給が高い分野はどこ?産業別の平均昇給額は?

産業や業種によっても、昇給額の水準が変わってきます。以下の表は、産業別の平均昇給額をまとめたものです。


昇給率(産業別)
【画像出典元】厚生労働省「賃金引上げ等の実態に関する調査(令和4年)」より一部抜粋

ご覧のように、昇給額が最も高いのは「建設業」の8101円で、昇給率は2.3%です。反対に昇給額が最も低いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」であり、昇給額は3670円、昇給率は1.1%にとどまります。

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会社員で給与を少しでも増やす方法


昇給のイメージ
【画像出典元】「eamesBot- stock.adobe.com」

給料を今以上に増やすにはどういった手段があるのでしょう。ここでは給料を増やす方法やテクニックを紹介します。

年功序列型の給与体系の会社であれば長く勤める

年功序列型の会社に勤めている方であれば、今回解説した「定期昇給」や「自動昇給」により、1年毎に給料が着実に増えいく場合が多いです。反対に成果主義型の会社では、結果を出さないと給料がいつになっても増えないことがあります。

部署の移動や転職をする

同じ会社でも、働く部署や職種によって、給料水準が変わることがありますので、給料が高い部署への社内異動を目指すというのも一つの方法です。また、会社毎に給料の上限というのはある程度決まっていることがあるため、頭打ちが見え、どうしても今の会社ではそれ以上の給料が望めない場合には、別の会社や業界に転職するのも一つの解決策です。

副業やダブルワークをする

働き方改革などの影響により、副業の文化が浸透しつつあります。帰宅後や休日などに副業を行うことで、プラスαの収入が得られるようになります。ただし、副業を禁止している会社もまだまだありますので、副業を行う場合には社内の規約をよく確認することが大切です。

以上、昇給の仕組みについて解説しました。
多くの会社では昇給があり、特に日系企業の場合若手社員のうちは、能力の差があまり影響せず、働いていれば毎年昇給が行われるケースが多いです。ただし、中には昇給を行わない会社もあり、またある程度の年数に達すると成果を出さないと昇給が止まってしまうケースもあります。会社によってもルールはさまざまですので、自分の勤める会社の昇給ルールをよく確認し、将来の収入をシミュレーションしておきましょう。