身の丈に合った自動車の選び方や買い方は?
自動車の選び方
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20代前半のご夫婦で収入がまだ少ないとのことですので、筆者が考える無理のない自動車の購入方法を紹介します。
軽自動車~排気量1000cc程度の中古車
維持費を考えると、軽自動車~排気量1000ccぐらいのサイズの中古車が良いと思います。なお売却を考えて新車という選択は、今回は外しましょう。
購入価格の諸費用込みで上限100万円程度
自動車を購入する場合、車両価格の他に諸費用が必要です。この諸費用は車検が残っているかにもよりますが10万~20万円程度が目安です。車両価格だけではなく、諸費用を含めた金額で考えましょう。
貯金がそれほど多くなければ一括払いは避けましょう
まずは、家賃を含めた夫婦の生活費の3カ月~半年分にあたる貯金を、生活防衛資金として準備しましょう。その上で余裕があれば一括払いも良いと思います。もし余裕がなければ自動車ローンを活用しましょう。
自動車ローンを使う場合、返済期間は5年を目安にする
年齢に応じてライフスタイルや家族構成が変わることもあるでしょう。その変化に合わせて車を買い換えることも考えられます。あまりローンの返済期間が長いと、買い換えたいと思った時にまだ支払いが残っている可能性もあります。また返済期間が長い自動車ローンを組んで高額な車を買うということは避けた方が良いと思います。
カーリースや残価設定ローンは避けましょう
カーリースや残価設定ローンでは、車両価格と税金などを含めた金額を毎月支払い、契約期間が終了すると返却や買い取り・再リースなどを選ぶことができます。
新車の購入時に利用する人も増えてきましたが、途中で解約ができないことや、自動車保険・車検代は別途負担する必要があるなど、維持費自体は購入するのとそれほど変わりません。また毎月の支払い金額も新車価格をベースにしているので、決して安くはありません。なお契約期間終了時には、原状回復といって故障や傷がある場合は利用者負担で修理が必要です。
契約期間は取り扱いの会社によって異なりますが、5年から10年程度が多いようです。
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まとめ
車を趣味の道具と考えるか、生活必需品として考えるか。人それぞれの考え方がありますが、維持費が必要なのは同じです。自動車ローンの支払いと維持費は固定費として毎月かかります。まずは維持費を払っていけるかをご夫婦でしっかり考えましょう。
維持費は購入後に必要な費用ですが、想像以上に家計へのインパクトがあります。維持費も含め、まずは安い中古車を乗り潰すつもりで購入することをおすすめします。家計のやりくりに余裕ができたら、新車も含めて乗り換えを考えても良いでしょう。
なお自動車保険については、保険料は高くなりますが、最低でも対人・対物については無制限で補償される内容で加入しましょう。