メガネとメイクがしっくりこないのはバランスの問題かもしれません。まずは、メガネとメイクのテイストを揃えるのがおすすめ。例えば、クールな印象のメガネならメイクもきりっとしたメイク、やわらかな印象のメガネならナチュラルなメイクなど。また、インパクトのあるメガネの場合はアイメイクを控えめにするなどの引き算もポイントです。今回は、メガネ×メイクのお悩み&解決法と、イメージコンサルティングサロン「LUMIEL STYLE」で診断士として活躍するKIYOKAさん、モデルのERIさんに協力していただき、メガネの似合わせメイクを紹介していきます。
メガネをかける時のメイクのお悩み&解決法
メイク後にメガネをかけると、レンズとまつ毛が当たってしまったり、アイメイクが映えなかったりとメガネならではの悩みが生じることも。まずは、メガネをかける時のメイクのお悩みと解決法について紹介します。
お悩み:目が小さく見える|解決策:小さなフレームのメガネを選ぶ
近視が強い場合、メガネをかけることで目が小さく見えてしまうこともあります。これは近視メガネに使用される凹レンズに、レンズ越しのものを小さく見せる性質があるためです。近視の度数が強くなるほど、この性質が顕著になるため、目元の印象が変わってしまうこともあります。
目元の印象をなるべく変えないためには、小さなフレームや横幅の狭いフレームなどを選ぶのがおすすめです。フレームと目の余白が少なくなることで、目が小さく見えるのを軽減できます。
詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。
なぜメガネで目が小さく見えるの?理由や対策、フレームの選び方とおすすめメガネ – Aigan STYLE(メガネ・めがね)
「メガネをかけると目が小さくなる」と感じるのは、近視用レンズの構造や厚みが原因です。目元の違和感を軽減するには、レンズやフレームにこだわることが大切。本記事では、目が小さく見えにくいメガネの選び方や対策などについて解説します。
お悩み:メガネが触れる部分のメイクが崩れる|解決策:接触する部分を薄づきにする
フレームが当たる目の周りや、鼻パッドが触れる小鼻のあたりは、どうしてもメイクが崩れやすくなります。
メガネとの接触を完全に避けるのは難しいため、メイクを工夫することがポイントです。ファンデーションを厚く塗るとヨレやすくなるため、メガネが触れる目の周り、小鼻のあたりを薄づきにすると良いでしょう。汗や皮脂で崩れるのを防ぐために、フェイスパウダーを重ねておくのもおすすめです。
色ムラなどをカバーしたい場合はファンデーションを重ねるのではなく、コンシーラーなどを取り入れると厚くならず、メイク崩れを防げます。
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3つのお悩みにお答え!プロが教えるメイク×メガネの似合わせ術
メガネなしの時と、メガネありの時で同じメイクをしていませんか?メガネをかけた時にメイクがしっくりこないのであれば、メガネとメイクのバランスが取れていないのかもしれません。
ここからは、イメージコンサルティングサロン「LUMIEL STYLE」で診断士として活躍するKIYOKAさん、モデルのERIさんに協力していただき、メガネの特徴別に似合わせメイクを教えてもらいました。
LUMIEL STYLE | KIYOKAさん
YouTubeチャンネル「似合わせコンシェルジュ」でファッションやメイクの似合わせ術を発信し、話題に。
情報番組「シューイチ」への出演や通販サイト「Dcollection」、化粧品メーカー「ETVOS」、ジュエリーブランド「ete」の監修、アパレルが運営するメディアへのコンテンツ提供等幅広く活動。
その他看護師として美容外科クリニック等を経験。時には手話での対応も。
【スクエアメガネ×メイク】クールで知的な印象のスクエアメガネにはどんなメイクが似合うの?
使用したメガネ:POCOP Rouge P-4106(度付き可能) 【全3色】 【Col.1】ピンク/サクラピンク
横長スクエアのメガネ。シャープな丸みでクールになりすぎないのがポイントです。他のブランドにはない「スベスベパッド」という特殊な鼻パッドを採用しており、鼻パッドの跡が付きにくい、化粧品の移りを軽減できるなど、メイクする人にとって嬉しいメガネに仕上げています。
こちらはメイクをしていない状態の写真。キリッとした目元が印象的なERIさんですが、似合わせメイクでどのように変化するのでしょうか。
<アイブロウ>
KIYOKAさん:フレームに合わせてキリっとした感じを出したいので、ペンシルで眉を描きます。
グレーを選ぶことで品のある印象になりますよ。眉の隙間を埋めるイメージで描き足していきます。
眉にしっかり感があるとスクエアのフレームになじみやすいので、長めを意識して眉尻まで描くのがおすすめです。
最後に赤みのある色をブラシで入れることで、フレームの色になじみます。こちらはお手持ちのメガネのフレームの色によって、合う色を使ってみてください。
<アイメイク>
KIKYOKAさん:赤みのあるフレームに合わせて、オレンジがかった赤、赤レンガのようなカラーのアイシャドウをセレクト。
メガネの形に合わせて、アイシャドウは台形っぽく横長に入れています。二重幅くらいに色をのせ、暗い色でぼかすイメージです。大人っぽく見せたい・はっきりした印象に見せたい場合は、目頭に締め色を入れるのがおすすめ。求心顔に近づけます。
マスカラはブラック×ロングタイプのものを使うとマッチしますよ。
<チーク&リップ>
KIYOKAさん:チークはほんのりベージュっぽいカラーを入れています。
リップはフレームの色と合わせて、赤みのあるブラウンに。最初に赤みのあるリップを塗って、ブラウンカラーを足すのもおすすめです。マットな色を使うと、全体的に大人っぽいイメージに仕上がります。ブラウンを入れることで、さらに大人っぽさアップ。ダークでかっこいい感じにしたい場合は、暗めカラーをプラスするといいでしょう。
完成した姿がこちら!印象的なスクエアメガネですが、リップや眉のカラーをあわせることによって、メガネだけが強い印象になることなく、マッチしたお顔に。
クールな印象で、ブラウンカラーで大人っぽさも演出されています。
【ラウンドメガネ×メイク】人気のラウンドメガネには、どんなメイクがマッチするの?
使用したメガネ:FUWATTY(度付き可能)FW-1002 Col.3【ライトブラウン×デミブラウン】
やわらかな印象のラウンドタイプのメガネ。軽くて、ふんわりとしたかけ心地が特徴です。細めのフレームが、知的で洗練された印象も与えてくれます。
<アイブロウ>
KIYOKAさん:ラウンドメガネに合わせて可愛らしく仕上げたいので、ペンシルで輪郭をとらず、明るめのブラウンのパウダーだけをオン。
眉間が離れているとやわらかい印象に見えるので、眉頭にはあまりパウダーをのせないのがポイントです。赤みのあるブラウンの眉マスカラで、ふんわりした印象に見せています。最後にコーラルピンクのパウダーを眉毛にのせて、可愛らしさをアップ。やわらかい印象になるので、眉頭にものせてOKです。
<アイメイク>
KIYOKAさん:フレッシュな感じを出したいので、アイシャドウは明るめのコーラルカラーをセレクト。丸く入れることで可愛い雰囲気に。黒目の上に向かって丸くするようなイメージで。
かっこいいイメージがある切れ長の目の方も、アイシャドウを丸く入れることでやわらかい雰囲気に。ラウンドのメガネもなじみやすくなります。下まぶたにも明るめのコーラルを丸く入れます。小粒のラメ入りのものなので、ナチュラルになじんでくれます。
やわらかい雰囲気に仕上げたいので、締め色はあえて使いません。外側に向かってコーラルを入れることで、可愛らしい赤ちゃん顔に近づけます。
マスカラは、カール×キープ力のあるものがおすすめ。抜け感を出したい時はブラウン系のカラーを選ぶと、やさしい印象になりますよ。
<リップ&ハイライト&チーク>
KIYOKAさん:リップは、可愛らしい印象のサーモンピンクをセレクト。マットだと大人っぽくなってしまうので、保湿力の高いリップでツヤ感をアップさせています。
ハイライトは、目の下、目の横のCゾーン、鼻先、あごにハイライトをいれています。目の周りにハイライトを入れると、ハリのある肌にみえます。鼻先とあごはハイライトが強くならないように、ほんの少しだけのせるのがポイント。
チークはコーラルオレンジを選んで、目の下に丸く入れます。ラメも重ねると可愛らしい印象に。あご先にもちょっとだけオンすることで印象が変わりますよ。
完成した姿がこちら!先程のスクエアメガネの時とはかなり印象が変化しています。キュートさがアップし、全体的に明るい印象に。
ツヤ感のあるリップとコーラルオレンジのチークで明るい印象に。丸メガネの柔らかいスタイルとマッチしています。
【黒縁メガネ×メイク】印象の強い黒縁メガネに似合うメイクって?
使用したメガネ:続・ねころりん NE-2001(度付き可能) C-7 アメショー
ねこ好きの人に多くの支持を得ている、愛眼のオリジナルメガネ。猫モチーフのボストンタイプのメガネで、耳かけ部には「滑りにくさ」「可愛らしさ」を両立した肉球をあしらっています。こちらはアメリカンショートヘアーをモチーフとした黒縁メガネです。
<アイブロウ>
KIYOKAさん:黒縁メガネとの似合わせメイク、一番のポイントは眉毛!メガネの印象が強いので、メガネだけが強くならないように眉毛をはっきりつくります。
フレームがはっきりしているメガネなので、眉毛の輪郭もはっきりさせるのがポイント。グレーのペンシルで、眉の外側の輪郭をはっきりと描くイメージです。
KIYOKAさん:メガネの横幅にあわせて眉の長さも調整します。描く前に一度、どのくらいの長さなのかチェックしてみるのもおすすめです。
<アイメイク>
KIYOKAさん:アイシャドウはブラウン寄りのベージュをセレクト。ラメなしでマットな印象に仕上げます。目の形に合わせて塗り、ヌーディーな目元に。
ブラウン系のアイシャドウで、アイホールにグラデーションをつくります。ご自身の肌となじみの良い色を使うのがポイント。
マスカラは、ナチュラルなものがおすすめです。ロングやカールタイプだと、目元が強くなりすぎるので注意が必要ですよ。
<チーク&リップ>
KIYOKAさん:チークは発色を抑えて、ベージュ系の色味をオン。頬の高さに合わせて入れて、下に向かってぼかす定番の入れ方でOKです。
リップは深みのある赤系に、ほんの少しブラウンをプラス。全体的にマットなメイクになっているので、リップだけはツヤ感を出してバランスをとります。大人っぽさを出したい場合は、リップの輪郭をはっきりさせるのもよいでしょう。
完成した姿がこちら!強い印象になってしまう黒縁メガネですが、眉毛をしっかりと描くことによって、顔の印象がメガネに負けないメイクになっています。
ポイントはメガネを取っても印象が変わらないくらい、強いメイク。ただし、あまり強すぎると違和感が出てきてしまうので、リップのカラーなどで調整しましょう。