50歳を過ぎると、なかなか解消しない下半身太り。代謝が落ちているから、食事やウォーキングくらいでは効果が出にくいですよね。そこで「たるみ流し」がおすすめ。指圧&エステマッサージの技と筋トレを組み合わせた独自メソッドで即効引き締めを叶えます!
リンパが流れ、筋肉が目覚める「たるみ流し」とは?
「たるみ流しは、指圧・エステ・筋トレを同時に行うことで、一石三鳥の効果が期待できます」と話すのは、寺林陽介さん。
たまった脂肪を揉みほぐす「指圧マッサージ」。詰まったリンパの癒着をはがして流す「エステマッサージ」。そして、弱った筋肉を鍛えて、たるみを引き締める「筋肉トレーニング」。これら3つを組み合わせたのが、今回ご紹介する「たるみ流し」です。
「運動不足から筋肉が衰えて、むくみやたるみに悩まされる人が増えています。老廃物をしっかり流しながら、弱った筋肉に働きかけて引き締めることが必要。ただやみくもに鍛えて膝などを痛めることがないように、今回、ハルメク世代向けのメソッドを考案しました」
太ももとお尻をそれぞれ5分ずつ、1週間で効果が表れてくるという「たるみ流し」。痛みのない範囲で自由に回数を調整できるので、下半身を細くしたい人だけでなく、足腰を鍛えて安心して歩けるようになりたい人などにもおすすめです。
教えてくれた人:寺林陽介さん(六本木・寺林治療院院長)
あんまマッサージ指圧師、鍼灸師。32万部突破のベストセラー『疲れをとりたきゃ腎臓をもみなさい』(アスコム刊)など著書多数。
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たるみ流しのポイント「はがす・押し流す・引き締める」
「たるみ流し」は、基本的に“はがす・押し流す・引き締める”の順に進めていきます。
まず、“はがす”では、皮膚と筋膜の癒着をはがして、リンパの流れをよくします。下水道などにも例えられるリンパは滞ってしまうと、むくみやたるみを引き起こします。
「デスクワークなど同じ姿勢を続けていることが多い現代の生活はリンパが滞りがち。マッサージで刺激してリンパを流す手助けをしましょう」と寺林さん。皮膚を薄くつまんで、皮膚と筋膜に隙間をつくるようにするのがコツです。
次に“押し流す”。太ももやお尻にできやすい凸凹、セルライトを手でもみ砕き、押し流すようにマッサージしていきます。
リンパや血液の巡りが悪くなり、溜まってしまった老廃物や余分な水分が脂肪細胞にくっつき固まったのがセルライト。放置しておくと、さらに代謝が落ちていくので、きちんとケアすることが大切です。
最後は“引き締める”。同じ動作や姿勢が続きがちな日常生活では、筋肉は細く硬くなりがちです。筋肉を伸ばして柔らかくする動作を繰り返し、筋肉を伸縮させて、ポンプ効果で老廃物を流し引き締めていきます。
使わないとどんどん衰えてしまうのが筋肉、下半身の筋肉の方が減りやすいという説もあるので、気を付けたいですね。
たるみをスッキリ流すポイント
皮膚の下にあるリンパの癒着をはがす
脂肪をもみ砕き、手でとらえてリンパ節に押し流す
筋肉を伸縮させポンプ効果で老廃物を流し引き締める