スプラウトの育て方

どんな種類を育てるか決めたら、早速育て始めましょう。今回は、サンゴカイワレダイコン、レッドキャベツ、マスタードの3種類のスプラウトのタネ(各250円)を用意して、栽培の様子をレポートしながら、育て方のコツをご紹介します。

容器やスポンジを用意

【用意するもの】

スプラウトのタネ

容器(プラスチックでもお皿でも水が張れるものであればOK。100均でも「スプラウトを育てる容器」という商品が販売されています)

スポンジかキッチンペーパー、ティッシュペーパー

新聞紙かアルミホイル

スプラウトのタネに吸水させて発芽させます

タネの袋の裏に育て方が書いてあるので、まずそれをよく読みます。タネは1袋に35ml。スーパーで一般的に販売されているカイワレダイコンのパックが10個くらいできそうな量です。1回で全部播いてしまわずに、消費できる量を数回に分けて育てましょう。


左からサンゴかいわれ大根、レッドキャベツ、マスタードのタネ。

容器に、スポンジやキッチンペーパーを敷いて水をたっぷり張ります。スポンジは厚さ1cm未満のほうが、タネが水を吸って発芽しやすいようです。

1.タネをまんべんなく播きます。

2.種まき後、スプレーでたっぷり水をかけます。

3.タネを播いた後は、新聞紙やアルミホイルなどで覆って光を遮り、暗いところで発芽させます。

栽培のコツは、タネが重ならないように、まんべんなく播き、タネがしっとり濡れるまでスプレーで水をかけること。発芽させるにはタネに十分吸水させる必要があります。マスタードとレッドキャベツのタネは小さいので、スプレーの水でしっとり湿りますが、カイワレダイコンのタネは他と比べて大きいので、一晩水に浸けてから播いたほうが発芽しやすくなります。

発芽するまでは遮光します。箱の中に入れたり、新聞紙やアルミホイルなどで覆って光を遮ります。また、発芽には20〜25℃が適温なので、家の中の暖かいところに置きましょう。タネが乾いてしまうと発芽しないので、冷暖房の風が当たらないところへ。だいたい1〜2日で発芽します。発芽までタネが乾かないように、スプレーで水やりを。

(広告の後にも続きます)

発芽後は日光によく当てて育てましょう


発芽後、日光に当てて1日目でググッと伸びたレッドキャベツ。

発芽後は日当たりのよい窓辺に置きましょう。水は意外と早くなくなるので水切れに注意。なくなっていなくても水は毎日、替えましょう。水を濁らせないことが大切です。

早ければ1週間、遅くても2週間で生え揃い、収穫できます。食べるのも楽しみですが、小さな芽がグングン目に見えて大きく育っていく様子を観察するのも、面白いものです。


種まきから10日。そろそろ収穫どき。


赤い葉が美しいサンゴカイワレダイコン。葉酸がたっぷり含まれています。


マスタードもよく茂りました。ピリッと香ばしくて美味しい!