メガネのくもりは、結露や油分の付着によって起こるもの。レンズがくもると見えづらくなり、快適な視界を確保できません。レンズがくもる不快感を解消するためには、くもり止めを上手に活用するのがおすすめです。メガネ用くもり止めの種類と特徴の他、正しい使い方について紹介します。
メガネがくもる主な原因
メガネがくもるのは、油分や結露、レンズの状態が原因です。まずはメガネがくもる原因について見ていきましょう。
原因①結露
メガネがくもるほとんどの原因は結露です。空気中に含まれた水分は温度が高ければ多く、低ければ少なくなります。そのため、温度の低い所から温かい所へ移動すると、冷えたメガネが空気中の水分を含み切れなくなります。そうして余った水分が結露としてレンズ上で発生。その結果、メガネがくもります。
マスクを付けるとメガネがくもりますが、これも結露によるものです。マスクをした状態だと顔とマスクの隙間から息がもれます。外気温が低いと、吐く息との温度差によって息に含まれる水分が水滴になり、それが結露することでメガネがくもってしまいます。
原因②油分
メガネがくもる原因として油分も挙げられます。例えば汗や涙、まつ毛の先に付いている皮脂、料理中の油などの油分がレンズに飛ぶケースなどがあるでしょう。またメガネの着脱や位置を修正する際、レンズに触れると油分が付着します。日常生活の中で何気なく行っていることの積み重ねが、メガネのレンズに油分を付着させてしまい、くもりの原因となってしまいます。
原因③レンズの状態
メガネのレンズの状態により、くもり度合いが左右されることもあります。皮脂や細かな汚れがあるとクリーニングされているレンズより結露を招きやすくなります。
またレンズを拭いているのになかなか落ちないくもりのような汚れは、レンズの表面に施されているコーティングが、時間とともに剥がれていることが原因です。レンズの表面のコーティングは薄いので、拭いているだけでも剥がれてきてしまいます。コーティングが原因の場合は、レンズの交換が必要になるため、気が付いた時にメガネ店で相談しましょう。
マスクが欠かせない今の時期、メガネ愛用者を悩ませているのが「マスク着用時のメガネの曇り」。メガネのレンズが曇ってしまう原因はさまざまですが、マスクの付け方を工夫したり、アイテムを活用したりすることで、簡単にメガネの曇りを防止できます。本記事では、マスクを付けてもメガネが曇らない方法や、おすすめのグッズを紹介します。
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メガネをくもりにくくする対処法
今使っているメガネをくもりにくくしたいなら、くもり止めグッズの使用がおすすめ。くもり止め効果のあるレンズもあるため、自分の使用目的に合わせて選びましょう。
くもり止めグッズを使う
メガネをくもりにくくするには、くもり止めグッズの使用がおすすめです。クロスやジェル、スプレーなど種類はさまざまあります。使用方法は、汚れやホコリを取り除いたきれいなレンズにくもり止めを塗布し、やわらかい布で拭き上げるだけと簡単です。
くもり止めグッズなら、今使っているメガネでもすぐに試せます。持ち運びしたい、長時間効果を持続させたいなど使用目的で選んでみましょう。ただし、レンズによっては使用できないくもり止めもあるため、注意が必要です。
くもり止めレンズに交換する
メガネのレンズ自体にくもり止め効果があるものもあります。くもりにくい構造で作られ、特殊なコーティングを施しているのが特徴です。くもり止めレンズの種類によっては、メンテナンスがいらないものも。以下の人はくもり止めレンズに交換すると便利です。
・料理で湯気を浴びる
・釣りや剣道、ウィンタースポーツをする
・気温差や湿度差のある電車や職場で過ごすことがある
・寒冷地に住んでいる
・入浴の介助や入浴施設などで湯気を浴びる
通勤時… 帰宅時… あつあつ料理… 加湿器… レンズのくもりが気になる季節。そこで登場!!愛眼のくもり止めレンズ