『ブラン・ド・ブラン 2015年』
『ブラン・ド・ブラン 2015年』は、シャルドネ100パーセントでグラン・クリュ(特級畑)とプルミエ・クリュ(1級畑)のブドウだけを使用。ドザージュは7g/L。ジャカールはシャルドネ重視のメゾンであることを強調しているこのブラン・ド・ブラン(*)のコンセプトは「ノーブル&ミネラル」。グレープフルーツやマンダリンオレンジのような柑橘類、和柑橘類の要素もあり、中盤以降、酸味やミネラルの広がりも秀逸で、ジャカールの変化を感じさせてくれたアイテムだった。
*白ブドウだけを使って造られるシャンパーニュ
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『モザイク・ドゥミ・セック NV』×「彩りフルーツのマチェドニア 洋梨とドゥミ・セックのソルベ添え」
『モザイク・ドゥミ・セック NV』は、シャルドネ約40パーセント、ピノ・ノワール約35パーセント、ムニエ約25パーセントのブレンドで、リザーヴワインの割合は25~35%、ドザージュは37g/L。果実感溢れるシャンパーニュに合わせたのはフルーツたっぷりのデザート。ドゥミ・セックを用いたシャーベットは甘露な味わいが広がる。ドザージュ37グラムは甘すぎず、程よいバランスに癒やされた。
弁護士でワイン評論家でもあった故・山本博氏は『シャンパンのすべて』(河出書房新社)の中で「ジャカールのシャンパンは若く、はつらつとした素直なハイティーンといった感じで、飲んでいればこちらの気持ちも若くなる」というフレーズを遺した。美味しいだけでなく、気持ちの若返りもあるのなら、最高だ!
近年、ジャカールはSNSやインフルエンサーとのコラボレーションにも積極的で、若さを武器にしながら“気軽にラグジュアリーを楽しむシャンパーニュスタイル”を打ち出している。歳月を重ねても“A Young House”の精神は、不滅である。
text & photographs by Fumiko AOKI
商品の問い合わせ先:国分グループ本社㈱ TEL. 03-3276-4125(代表)