国民民主党の玉木雄一郎代表が、過去のブログで政党について語るなかで、「絶対に、不倫をしない」などとつづっていたことが、SNSで注目を集めている。
政党は「政治家として有権者信頼に耐えうる集団」であるべき
玉木氏をめぐっては、写真週刊誌のFLASHが11日に「高松市観光大使」を務める女性タレントとの不倫をウェブサイトで報じた。玉木氏は同日の記者会見で、報道内容について「おおむね事実」と認め、謝罪した。
話題になっているのは、06年10月7日公開の「政党の品質保証」と題したブログ記事だ。
玉木氏は、前日に話したある若手経営者が「既存政党に対して強い不信感を持っておられた」といい、「世間一般の感覚もおそらく同じようなものだと思う」とつづった。
続けて「政党とは何か」と問いかけ、政治理念や政策を共有する団体である以前に「一定のクオリティ(品質)を満たした人の集団であるべきだと思います」と私見を述べた。
これは試験への合格などを条件にするべきだという意味ではなく、
「『絶対に、不正をしない。』『絶対に、不倫をしない。』などというように、そもそも政治家として有権者信頼に耐えうる集団であることを、自信をもって約束できる集団であるべきだと思います」
と説明。「何も聖人君子である必要はありませんが、より高い倫理観を持った人の集団であるべき」とも述べた。
(広告の後にも続きます)
玉木氏自身も「とにかく信頼される政治家になりたい」
さらに玉木氏は、「今、有権者が求めているのは、社会保障制度の改革や財政改革などよりも、ひょっとすると、信頼できる政治家、政党の誕生なのかもしれません」とし、最後に「とにかく信頼される政治家になりたいと思います」とも述べた。
玉木氏の不倫報道を受けてこのブログがXで注目を集め、「8年前に投げたブーメラン刺さってもうた」「これは直球のブーメラン」といった声が寄せられた。
玉木氏をめぐっては、不倫報道後、過去に「ハニートラップ」を回避したとする経験を語るYouTube動画や、国民民主党が「セキュリティ・クリアランス法案」についていわゆる「ハニートラップ」への対抗策を盛り込んだ修正を求めていたことが、「ブーメラン」などと話題になっていた。