「なぜできない?」を捨て、部下に“期待”を伝える

もし「自分はできたのに……」と思ってしまう場面に遭遇したら、相手のキャリアや経験してきたこと、能力を洗い出してみてください。

ひと通り把握したうえで、

・その人にどうなってほしいのか

・どうしたら望んでいることをしてもらえるのか

ということも、書き出します。 実際に話すときには、「なぜできない」という点にフォーカスするのではなく、こうあってほしいというゴールの未来を共有しながら伝えます。

「まず、今後◯◯さんにはこういうことをできるようになってほしいと願っているんだ。そうなるには、どんな取り組みをしたらいいかを話し合えたらと思っています」自分と比較してただ高い期待値を掲げるのではなく、小さな一歩一歩のスモールステップから取り組めるように、関わっていきましょう。



 

戸田 久実

アドット・コミュニケーション株式会社代表取締役

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事