「第3回WBSCプレミア12」1次ラウンドB組第2戦が2024年11月14日、各地で行われ、韓国がキューバを8-4で下し今大会初白星を挙げた。韓国は13日の初戦で台湾に3-6で敗れており、これで通算1勝1敗とした。

「韓国初勝利なのに、すでに脱落危機なんて…」

試合は韓国が2回にキューバ先発リバン・モイネロ投手(ソフトバンク、28)を攻め立て、キム・ドヨン内野手(21)の満塁本塁打などで一挙6点を獲得。その後、6回、7回にそれぞれ1点を追加して快勝した。

初戦の台湾戦では打線が沈黙し、3得点したもののわずか3安打に終わった。この日は打線が奮起し、9安打を放ち8点を獲得した。

1次ラウンド初白星にもかかわらず、地元メディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は、「韓国は初勝利なのに、すでに脱落危機なんて…」などのタイトルで、今後の展望を悲観的に報じた。

今大会は、出場12チームをA組、B組の2組に分け、それぞれ総当たり戦を行う。1次ラウンド上位2チームがスーパーラウンドに進出するシステムで、日本が属するB組は、韓国、台湾、ドミニカ共和国、キューバ、オーストラリアが入っている。

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「韓国はスーパーラウンド進出に暗雲」

14日時点で、B組は2連勝の台湾が首位に立ち、1戦1勝の日本が2位につける。3位は1勝1敗のドミニカ共和国と韓国が並び、5位にオーストラリア、最下位はキューバとなっている。

「スポーツ朝鮮」は、B組の現状を冷静に受け止め。「韓国が初勝利を収めたが、台湾が2勝となり、B組1、2位に与えられるスーパーラウンド進出に暗雲が立ち込めた」と解説し、こう続けた。

「最強日本が5試合をすべて勝つと仮定する場合、台湾が韓国とドミニカ共和国に勝利したので、残りのキューバとオーストラリアにさえ勝利すれば、4勝1敗で2位になる可能性が高い」

韓国は15日に日本戦を予定しており、日本が高橋宏斗(中日、22)、韓国はチェ・スンヨン(23)が先発のマウンドに上がる。