画像はイメージ(Flicker/ Apollo )
ネット上で拡散されている女性の行動が物議をかもしています。
マチュピチュで遺灰を捨てる女性
少し前、ペルーの旅行会社「IncaGo Expeditions」はTikTokに、女性観光客が世界遺産のマチュピチュに遺灰を撒いている様子を公開しました。
ところがこの行動が、文化保存活動家たちの怒りを買い批判の声が殺到し、同社はSNSから動画を削除する事態に発展。
動画は、高台に立っている女性が袋に入った遺灰を全て撒き、お辞儀をして別の女性と抱き合うシーンで終わっています。
NEW YORK POSTによると、クスコ法学者委員会の弁護士ティカ・オレゴン氏は「考古学的な地域はいかなる種類の遺灰も撒く場所ではなく、ましてや死者の遺灰などあり得ないことだ」と強く非難しています。
またオレゴン氏は、これは旅行会社が企画したプランの可能性があると指摘し、罰則も検討しているそうです。
この動画は拡散され、同国の文化省が「世界遺産に指定されている神聖な地を汚した」として、現在、女性と旅行会社の特定を進めている模様です。
この報道に、世間からは「この女性に罰則が下されることを願います。マチュピチュに対する敬意が欠けている」「マチュピチュのような普遍的で貴重な場所でそんなことをする必要があるの?」といった非難があがりました。
一方で「いくら世界遺産とはいえ、ほんの少しの遺灰がどんな恐ろしい影響を与えるの?雨で流されて肥料になるだけだよ」「きっとマチュピチュは行きたかったけれど行けなかった場所なんだよ」「この地にそれほど特別な思い入れがあったはず」など、擁護する声も寄せられています。