医療保険に複数加入するメリット・デメリットをわかりやすく解説

医療保険で給付金を受取れないケース

医療保険に複数加入していると、基本的にそれぞれの契約から給付金を受け取れます。

しかし、以下のケースに該当した場合は給付金を受け取れないため注意しましょう。

医療保険で給付金を受取れないケース

支払事由に該当しなかった場合

免責事由に該当した場合

告知義務違反をしていた場合

医療保険で給付金が受け取れるのは、約款所定の「支払事由」に該当した場合のみです。

例えば、手術をしたとしても、保障開始前に生じた傷病が原因の場合や、約款所定の「支払対象となる手術の種類」に該当しない場合は、給付金を受け取れません。

また、医療保険では約款に「免責事由」と呼ばれる保険金を支払われない事由が記載されています。

以下は免責事由の例です。

医療保険の免責事由の例

被保険者の故意または重大な過失によって入院した場合

被保険者の精神障害を原因とする事故によって入院した場合

被保険者の犯罪行為・酒気帯び運転などを原因とする事故によって入院した場合

地震・噴火・津波を原因として入院した場合

これらの免責事由に該当した場合も給付金は支払われません。

さらに、医療保険に加入する際は「告知」が必要です。

「告知」とは?
保険会社に現在の健康状態や過去の傷病歴を知らせること。

故意または重大な過失によって、病歴を告知しなかったり、事実と異なる内容を告知したりした場合は「告知義務違反」となり、給付金を受け取れない場合があります。

生命保険の告知義務とはどこまで必要?バレた時の告知義務違反やリスクを解説

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まとめ

医療保険に複数加入すると、受け取れる給付金が増えることに加え、それぞれの商品の強みを活かし幅広いリスクに備えられるメリットがあります。

一方で、保険料の負担が重くなることや、支払請求や管理の手間が増えるといったデメリットもあります。

むやみに複数の商品に加入するのではなく、本当に必要な保障を見極めて加入しましょう。

具体的に医療保険を検討したい方は、以下のページも参考にしてください。

また、合理的に保険に加入できるか不安な方は、ファイナンシャルプランナー(FP)への無料相談も検討してみましょう。