2016年、世界有数のトラベルガイド「フォーブス・トラベルガイド」のホテル部門にて、日系ホテルとして初めてホテル部門で最高評価の5つ星を獲得し、以降9年にわたりその評価を維持し続けているパレスホテル東京。皇居外苑が目の前に広がる気のよい、そして都心へとアクセスしやすい立地、世界から注目されるホスピタリティなど、トータルの評価が高いのはもちろん、見過ごせないのがフランス料理「エステール」。
“大地(La Terre)と海(La Mer)の出会いの物語を紡ぐ場所”をコンセプトにし、ミシュランガイドで1つ星レストランとして掲載されました。そんな名レストランのコンセプトより名付けられたアフタヌーンティーが、同ホテル内で楽しめるって、ご存じでしたか?
鍛鉄(たんてつ)と呼ばれるヨーロッパの伝統的な技法を用いた、手作業によって生み出される自然な風合いがあたたかな印象のスタンド。
その名が示すように、フランス料理「エステール」のシェフである小島 景氏が腕によりをかけたメニューをメインに構成されるアフタヌーンティー “テール エ メール”は、繊細なフレンチダイニングを凝縮したよう。特別に作られたスタンドは、目の前に広がる皇居外苑の豊かな自然をイメージし、エステールのコンセプトである大地と海をモチーフにしているのだとか。
旬の鎌倉野菜をふんだんに使用した
食べ応えあるセイボリー
まずいただいたセイボリーは、4種のピッツァ スライダー。トマトのペーストを練り込んだバンズで、大ぶりのカマスやイベリコ豚、国産牛などの贅沢な食材が挟まれています。
大地を想起させる岩が敷き詰められた上にスライダーをオン。目でも楽しめる一品です。
次にいただいたのは、アフタヌーンティーではめずしい旬野菜のセイボリー。今回は秋の味覚のかぼちゃやビーツ、大根や人参がラインナップ。
シェフが毎朝市場で選んだ新鮮な鎌倉野菜がいただけます。ディップソースは、オリーブを練り込んだパン オゾリーブに付けていただくのもオススメ。
(広告の後にも続きます)
スイーツ好きのわがままを叶える
フルサイズのデザート
「2人分じゃないですよね……?」と思わず伺ってしまいそうになった、3段目のボリューム感満点のスイーツ。ババやタルト、ブラウニー、フランに、なんとパリブレストなど、甘いもの好きの夢が詰まったケーキボックスのよう。
目に麗しいスイーツの数々。手前から時計回りにペカンナッツとマカダミアナッツのブラウニー、トンカ豆のフラン、洋梨のタルト、蜜柑のババ、ヴァニラのパリブレスト。
さらにデザートには、別皿で林檎のタタンとピスタチオのパウンドケーキも用意されていて、満足感あるラインナップに心もおなかも満たされました。
左:林檎のほどよい酸味と軽い口当たりのタルト生地が絶妙! 右:ピスタチオの旨みがぎゅっと詰まったパウンドケーキ。
甘いものを食べ過ぎちゃってフォークが止まってしまいそう、なんて心配は皆無。実はスタンドにあるセイボリーの他にも、2種のセイボリーが用意されています。
手前がトマトのフランとデトロイトビーツ、左奥に写っているのがシャインマスカットと無花果のホイル焼き