たるみとシワは「筋肉の凝り」が根本の原因。凝りを効果的にほぐすには、「筋肉の深い部分を刺激することが大事」とエイジングデザイナーの村木宏衣さんは言います。驚くほど肌が引き締まるという「深層筋マッサージ」。読者3人も、2週間で効果を実感!
「深層筋」マッサージで肌を引き上げ!ハリ肌に
顔、手、首に現れるたるみやシワは、老化だけでなく骨密度の低下や筋肉の凝りによる、“ゆがみ”が根本原因であることは、前回、整形外科医の中村光伸(なかむら・こうしん)さんに伺いました。
今回は、猫背や歯の食いしばりなど、長年の体の使い方のクセで生じる「筋肉の凝り」について詳しく伺います。
筋肉の凝りを効果的にほぐすには、「筋肉の深い部分(深層筋)を刺激することが大事」とエイジングデザイナーの村木宏衣さんは言います。
「深層筋にまで刺激が届けば、それだけ広範囲の血流が活性化します。血液が各細胞へ栄養や酸素を滞りなく運ぶため、凝り固まっていた筋肉も柔軟性を取り戻し、肌を引き上げキープする力がつきます」
それを実現するのが、村木さん考案の「村木式整筋メソッド」の一つ「深層筋マッサージ」。大きな特長は、例えば「こぶしで生え際を押さえながら、ぐるぐる円状に動かす」など、“狙った部分に圧をかけながら、動きを加える”点です。
「肌の表面をなでるマッサージでは、圧が平行方向に流れてしまうため、筋肉の表層にしか刺激が伝わらず、筋肉のコリをほぐす効果は薄いもの。一方、筋肉に対して垂直に圧をかけて押さえながら動かせば、刺激がダイレクトに深層筋まで届き、結果として肌のハリや透明感を生むのです」と木村さん。
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「深層筋マッサージ」4つのポイント
ポイント1:呼吸は止めずにリラックスして
顔や体の別の部位が緊張して、コリがうまくとれない原因にも。マッサージに集中していても、リラックスして深い呼吸を意識して。
ポイント2:まっすぐ正しい姿勢で
猫背や、体が傾いた状態だと、マッサージの効果が十分発揮されません。体の余計な力は抜きつつ、まっすぐ正面を向いて行って。
ポイント3:鏡を見ながら触る位置を確認
細かな筋肉が集まっている顔のマッサージでは特に、慣れないうちは押す位置などを鏡で確認しながら行うのがおすすめです。
ポイント4:筋肉に対して“垂直に押す”
筋肉に対して平行方向になでる動きではなく、垂直方向にしっかり圧をかけることで、筋肉の深層部に刺激が伝わり、血流もアップ!