POINT.3 毎日のミニマルなケアが美肌への一番の近道
そうは言っても、エステは医療や薬ではありません。エステサロンのオーナーである私がこれを言うと矛盾しているかもしれませんが、肌を美しく保つためには、フェイシャルエステを受けるよりも、きちんとした洗顔や保湿など、ご自身で行う毎日のケアが最も大切です。さらに、バランスがよく、なるべく食品添加物を避けた規則正しい食事。「メラトニン」というホルモンの分泌を促す成分が分泌される22時~2時を含む8時間の睡眠など、生活習慣も重要になります。
こういったことを怠ってエステに通っても、毎回マイナスの状態になっているお肌を、ゼロに戻してケアが終わってしまうようなものです。美しいお肌の状態を維持するためには、やっぱり自分で努力するのが一番効果的です。日々のケアでお肌の土台が整っていれば、エステで施術を施すことで、どんどん肌の状態をプラスに持っていけます。そして、総合的なケアを繰り返すことで、肌のターンオーバーや血行が促され、どんどんお肌の状態は良くなっていきます。
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POINT.4 まずは1つの約束を、自分自身に問いかけて
日々のケアが大切だとわかっていても忙しい毎日のなかで、きちんとした食事と睡眠、スキンケアをいきなり完璧に行うのは至難の業かもしれません。そこでおすすめなのが、「自分が何なら続けられるのか」を1つ決めることです。何か特別なことを1週間するよりも、「絶対メイクだけは落として寝る」とか「洗顔ではお肌はこすらない」など、ほんの些細なことであっても、コツコツと続けるほうが効果的です。ただし一度決めたら、疲れて家に帰ってソファに座った時に、「どうする寝落ちする?それともメイクを肌をきれいにする?」など決めたルールをやるか、やらないか、常に「どっちの自分がいい?」と問いかけることを習慣にしてみてください。やらない自分の姿を想像したとき「それはダメだ」と思えたら、もう大丈夫!続けられるものですよ。
私のポリシーは、「美しさは優しさ」です。その優しさとは、自分を甘やかすことではなく、自分の心身を優しく扱うという意味。すなわち美しさとは、自分への優しさを体現した結果だと考えています。自分に優しくできなければ、他人に対しても優しくはできません。人は自分自身が美しく健やかでいられてこそ、心に余裕が生まれるものであって、その余裕ができてはじめて、他人に対しても優しくできるものだと思うのです。そこから、また違う誰かへと優しさと美しさが連鎖していく。ですから、あなたが大切にしたい人がいるならば、ぜひ、自分自身を心身ともに整えるところから始めてみてはいかがでしょうか。