大みそか恒例のNHK紅白歌合戦の初出場が内定したと報じられたマルチクリエイター「こっちのけんと」さんをめぐり、その報道内容が波紋を広げている。

「僕も昔『DaiGoの弟』とだけ書かれて『ぐぬぬ…』ってなってた」

24年5月にリリースした楽曲『はいよろこんで』がTikTokで注目を集め、ダンス動画が話題に。「♪トントントン ツーツーツー トントントン」という軽快なリズムと耳に残る歌詞でブレイクした。

 

この楽曲が若者世代を中心に大きくヒットしたことで、紅白歌合戦への出場が内定したと報じられている。

こうした中、波紋を広げているのはこっちのけんとさんの内定を報じたニュースについてYahoo!トピックスの見出しだ。

スポーツニッポンが配信した記事に「菅田将暉の弟 紅白初出場が内定」の見出しがついたことに、「菅田将暉の弟って名前ちゃんと書いてやれよ。下2人いるんだぞ」「菅田将暉の弟ってのを武器にしないで実力だけで登ってきた人にアーティスト名じゃなくて『菅田将暉の弟』って表してるのが本当になぁ…」などとする批判が相次いだ。

 

こっちのけんとさんの兄は俳優の菅田将暉さん、弟は俳優の菅生新樹さんという芸能一家の次男だ。父は経営コンサルタントで、長年テレビ・ラジオのメインキャスターなどを務めてきた菅生新さんだ。

 

こっちのけんとさんは、かつてバラエティ番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日)で、兄である菅田さんへの尊敬と愛情、そしてコンプレックスを明かしていた。

 

こっちのけんとさんが中学生だった頃に菅田さんが『仮面ライダー』として俳優デビューしたことで、学生生活が一変。いじめを受けるも、「兄の顔に泥を塗らないように」と必死に努力を続けてきたという。

 

批判が寄せられた記事にもこうした記載があったことから、こっちのけんとさんについて「菅田将暉の弟」と表記するのは心無い対応だとする声があがった。

 

同じく有名人の兄を持つ謎解きクリエイターの松丸亮吾さんも、Xで本騒動に言及している。

 

「こっちのけんとさんが紅白出場が内定かというニュースの見出しが『菅田将暉の弟 紅白初出場』でこっちのけんとさんの名前がなくて、僕も昔『DaiGoの弟』とだけ書かれて『ぐぬぬ…』ってなってた時の気持ちを思い出した…!」

 

なお、松丸さんはこっちのけんとさんの楽曲を愛聴しているといい、「こっちのけんとさん、大好きです。新曲の『もういいよ』も好きです!!」とした。