木村流リンパケアは「ゆるめる」「整える」「慈しむ」3ステップ
ハルメク読者と一緒にリンパケア・レッスンの様子。
さあ、それではさっそく、リンパケアを実践していきましょう。
私が提案するリンパケアは3つのステップがあります。
骨に振動を与えてインナーマッスルをゆるめてリンパを流れやすくし、同時に関節リンパ節の動きを高めます。
筋肉がゆるんだら、体を少し動かして筋膜の癒着をとり、リンパの流れを整えやすい体を育む動きをプラスしていきます。
最後に「おつかれさま」とソフトタッチで自分の体を慈しんであげましょう。
この「ゆるめる」「整える」「慈しむ」の3ステップで1セットです。
そして、ケアを始める前に覚えていただきたい「基本のき」。
1つ目は、ケアするときの力加減です。
リンパは本当に繊細なもので、強い力で揉んだり、激しく動かそうとすると傷めたり、体が緊張してリンパが滞ってしまったりと逆効果。やさしく手をあてた部位に意識を向けてほんの少しの力で「ゆらす」「ゆるめる」というのを忘れずにやってみてください。
2つ目に、大切なのがケアの順序。
つい、顔や下腹など気になる部分を集中してケアしがちですが、それは逆効果。まずは大きな筋肉をゆるめて、リンパの流れる道を整えてあげるのが先決です。
全身には図のように主要なリンパ節があります。このリンパ節をリンパの流れの向きに沿ってやさしくふれるのがポイント。中でもリンパ管が集まる要である「乳び槽(にゅうびそう)」は、リンパケアを始める際、一番最初にゆるめるべき部位です。
今回は、この「乳び槽」を刺激して、リンパ全体の流れを促す動きを解説し、一緒に実践していきます。
>>>横隔膜をゆるめる動き【実践編】を読む
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撮影=中西裕人 ヘアメイク=榊美奈子