東大生は立って本を読む…ルーティン化に効果的な4つの方法
実際にどうやって「ルーティン化」するのかという問題を話す前に、「学校では勉強できるけれど、家だとなかなかできない」って人はいませんか。
これは「ルーティン化」のことを考えると当然ですが、学校や職場は「勉強や仕事をする場所」だと頭の中で定着しているので、無意識でも勉強や仕事ができます。それに対して、家は「休む場所」だと頭の中で定着しているため、勉強や仕事をやる「ルーティン」が定着しづらいのです。
では、家での勉強を「ルーティン化」するために効果的な4つの方法を紹介します。
1.新しい場所での勉強
これはズバリ、自分の部屋ではなくリビングや廊下などで勉強する方法です。
東大生の多くは、リビングで親や兄弟がいてみんなが別のことをしているなかで勉強をしていたパターンが多い印象です。人から見られることで緊張感も生まれますし、そこで勉強する習慣をゼロから作ることで、部屋で勉強することよりも何倍も楽に始められます。
2.姿勢を変えて勉強
自分の部屋で椅子に座るとついつい休みがちになっちゃう人は、立って勉強してみましょう。
現に、東大生でも立ちながら本を読んだり、論文を書いたりしている人がいますし、何なら私もこの文章を立ちながらスマホで入力して書いています。このように、少しでも捗らないなと思ったらすぐに場所を変えたり姿勢を変えたりする方法はオススメです。
3.時間を決めて勉強
「嫌なことをする時間」を強制的に決めておくことで、後回しにせず始めやすくなります。学校のチャイムが鳴ったらある程度強制的に次の行動をしていたように、自分に対してチャイムを鳴らすのです。
例えば、夜8時からは苦手な教科の勉強をしようと決めたら、タイマーやアラームをセットし、必ずそれを守る。それを続けていくうちに、その行動が当たり前になり、嫌いなことも「ルーティン化」できるようになります。
4.ちょっと残しの勉強
最後に紹介するのは、「ちょっと残し」というテクニックです。
例えば、あと1ページで終わる参考書や問題をやり切らずに翌日に残しておき、次の日の朝に「とりあえずこれだけやってしまおう」と残しておいた続きから始めるのです。こうすることで、最初の1歩が「とりあえずこれだけ」となることでハードルが下がり、その後も勢いをつけて勉強に臨むことができます。
逆に、夜寝る前などに「これだけは終わらせておこう」とキリのいいところまでやってしまうと、次の勉強を1から始めることになり、かなりの力が必要だと感じてしまうのです。
オススメな「ちょっと残し」は、問題の丸つけだけ残しておくことです。「昨日の問題って合っていたかな?」と思うと、気になって机に向かうのが億劫ではなくなると思います。
READY思考 まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「READY思考」として、勉強を「ルーティン化」するための4つの方法を紹介しました。
「やり始め」は誰でもつらいものですが、勉強をする前にこんな準備をしておくと、スタートダッシュが切りやすくなり、その後の集中力も続きやすいので、ぜひ実践してみてください。
西岡 壱誠
株式会社カルぺ・ディエム
代表