【セルフチェック】突然死しないために体のSOSを見逃さない!50代から気を付けたい心臓病と予防法

あなたの心臓リスクをチェック!

普段生活している中で起こる息切れや胸の圧迫感は心臓からのSOSです。心臓からのサインを見逃さないよう、あなたの心臓が抱えているリスクをチェックしてみましょう。

チェック項目は以下の8個です。

□最近、階段などで息切れがするようになった
□夜中や朝方に胸が苦しくて、目が覚めたことがある
□失神したことがある
□不整脈がよく起こる
□健康診断で心電図の異常を指摘されたことがある
□脂質異常症、糖尿病、高血圧などの生活習慣病がある
□喫煙している
□突然死した肉親がいる

悪玉コレステロールや中性脂肪が多い脂質異常症、糖尿病、高血圧などの生活習慣病は動脈硬化を促進しますから、心当たりのある人はきちんと治療しておくことが将来の突然死予防につながります。

この他、心臓のSOSサインには不整脈も。いきなり意識を失って倒れたことがある人は、危険な不整脈が隠れている可能性が大。不整脈がよく起こる、健康診断で心電図の異常を指摘されたことがあるという人も、循環器内科の受診を。また突然死を起こした肉親がいる人も用心するに越したことはありません。
上記のチェック項目に一つでも当てはまる人は、早めの予防対策を講じましょう。

次回は、そもそも心筋梗塞にならないための食事や運動、ストレス対策など、心臓を守る8つの生活習慣を紹介します。

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教えてくれたのは、上妻謙さん(こうづま・けん)さん

帝京大学医学部循環器内科教授。1991年、東北大学医学部卒業。三井記念病院、エラスムス大学(オランダ)留学などを経て、2013年から現職。専門は虚血性心疾患、カテーテル治療など。監修著書に『詳しくわかる狭心症・心筋梗塞の治療と安心生活』(主婦と生活社刊)。

取材・文=佐田節子 イラストレーション=山村真代 構成=大矢詠美(ハルメク編集部)
※この記事は雑誌「ハルメク」2020年2月号を再編集、掲載しています。