韓国メディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は2024年11月18日、台湾で開催されている「第3回WBSCプレミア12」の特集記事を公開し、大会運営の不備を指摘した。
スーパーラウンドは21日に東京ドームで開幕
同大会は11月19日までにA組、B組ともに1次ラウンドが終了。日本が所属するB組は日本と地元台湾がスーパーラウンド進出を決め、韓国、オーストラリア、ドミニカ共和国、キューバは1次ラウンド敗退となった。
A組は、ベネズエラが首位で通過し、米国は2位通過。パナマ、メキシコ、オランダ、プエルトリコが1次ラウンドで敗退した。
スーパーラウンドは21日に東京ドームで幕を開ける。
3勝2敗の3位で、同大会初めて1次ラウンドで敗退した韓国。「スポーツ朝鮮」は、最終戦となった18日のオーストラリア戦の試合中に大会運営の不備があったと指摘した。
韓国は18日午後1時からに台湾・天母球場でオーストラリアと対戦。同日午後7時からは、同球場で日本対ドミニカ共和国の試合が予定されていた。
同メディアによると、オーストラリア戦の7回にドミニカ共和国の選手団が球場に到着し、韓国選手団が使用していた3塁側通路で準備運動を始めたという。通路はブルペンに接しているという。
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「ドミニカ共和国選手団が大音量で音楽を…」
韓国野球委員会の関係者は、「スポーツ朝鮮」の取材に対して、当時の状況について、こう振り返った。
「韓国選手団が利用する廊下でドミニカ共和国選手団が大音量で音楽を流し、ブルペンの準備を妨害するなど、様々な問題が発生した。実際、ドミニカ共和国の選手たちが、韓国選手が試合に出場するために準備をしていたブルペンに忍び寄り、韓国選手が彼らを避けて通ったほどだった」
記事では「ドミニカ共和国の選手団が試合中の韓国選手団側の通路を占領した経緯は不明だが、韓国の試合が終わるまで、球場には彼らが待機するスペースは十分にあった。大会運営を任されたWBSCの運営の未熟さが招いた混乱と思われる」と分析した。
韓国は18日のオーストラリア戦に5-2で勝利したが、すでに日本と台湾が17日にスーパーラウンド進出を決めており、試合前に1次ラウンド敗退が確定していた。