40代を過ぎたころから、夫との夜の生活に変化が訪れました。セックスの頻度が減ることは年齢的に仕方がないと思っていましたが、それ以上に満足度も減ってきたことが気がかりでした。夫は頑張ってくれていたのは感じていましたが、どうもうまくいかない夜が続き、お互い気まずい雰囲気になることも。私も精神的に疲れてきていました。
行為中の夫の異変
ある夜、夫に異変が起きました。行為の最中に、性器がしぼんでしまう、いわゆる“中折れ”です。夫は「疲れてるんだ」とごまかしていましたが、以前はこんなことは一度もありませんでした。その後も何度か同じことが続き、気まずさが増すばかり。ネットで調べてみると、男性ホルモンの減少が原因の1つとして挙げられていました。夫はひどく落ち込んでしまい、私もどう声をかけたらいいのかわからず、途方に暮れました。
それから夫は生活習慣をガラリと変えました。長年愛煙家だったたばこをやめ、お酒の量も以前より減りました。ジムに通い始め、食生活にも気をつかうなど、本当に努力していました。
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努力を重ねる夫だったけれど…
最初の出来事から3カ月後、夫の体型は目に見えて変わりました。筋肉質になり、以前より若々しい印象さえありました。でも、悲しいことに中折れは続いていました。落ち込む夫を励まそうとしたのですが、「余計につらい」と言われてしまい、私の言葉は逆効果だったようです。次第に会話も減り、心の距離が離れていくような気がして、不安でいっぱいでした。
そこで私もインターネットで調べてみました。すると、ストレスやプレッシャーも中折れの原因になり得ることがわかりました。「女性を満足させようとする焦りや、嫌われたくないという気持ちがストレスとなり、中折れしてしまう男性もいる」という記述を見て、ハッとしました。私は夫のサポートを何もしていなかったのです。