サッカー26年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第6節が2024年11月19日に各地で行われ、日本はアウェーで中国と対戦し3-1で勝利した。
中国サポーターによる問題行動が多発
試合は、前半39分にコーナーキックからのボールを、FW小川航基(27)がヘディングシュートを決め日本が1点を先制。前半51分には、DF板倉滉(27)のヘディングシュートで追加点を入れ、前半を2-0で折り返した。
後半3分に中国に1点を返され、2-1となったが、6分後に小川がこの日2つ目のゴールを決め、3-1と引き離した。日本はそのまま守り切って勝利。最終予選第6節を終え、5勝1分け、勝ち点「16」で、グループCの首位を堅守した。
アウェーで快勝した日本だが、プレー以外でアウェーの「洗礼」を受けた。
日本の国歌斉唱時に、スタンドに詰めかけた多くの中国サポーターからブーイングが飛んだ。試合中には、スタンドから日本選手めがけてレーザーポインターが向けられた。
前半35分すぎには、中国サポーターが突然ピッチに乱入するアクシデントが発生した。ピッチに飛び出した男性は、警備員らに取り押さえられ、大事には至らなかったが、中国サポーターによる「問題行動」が多発した試合だった。
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「なぜこのようなトラブルを…」
複数の中国メディアがサポーターの「乱入事件」を問題視した。
地元スポーツメディア「新浪体育」(ウェブ版)は、「この愚か者のせいで、日本メディアは我が国国民の質が低いと推測し始めている」「なんと愚かなことだろう。中国選手は順調にプレーしていたのに、なぜこのようなトラブルを起こしたのだろうか?」などと批判的に論じた。
地元メディア「捜狐」(ウェブ版)は、乱入者による「ロスタイム」が試合に大きな影響を及ぼしたと指摘した。
記事では「中国サポーターの乱入により、試合は中断され、前半アディショナルタイムが5分になった。日本代表の2点目はアディショナルタイムの5分間に生まれた。一部の中国サッカーファンは『もし彼がフィールドに入っていなければ、5分間のロスタイムはなかったはずだ』と語った」と伝えた。
スポーツ紙の報道によると、日本代表の森保一監督(56)は、中国サポーターの一連の「問題行動」について試合後、苦言を呈したという。
中国は第6節を終え、2勝4敗、勝ち点「6」でグループC最下位に沈んでいる。