3.時間外労働に関するよくある質問と回答

Q.月の残業時間が45時間を超えるとどうなる?

A.36協定を結ぶことで、1日あたり8時間・週40時間の法定労働時間を超える「月45時間・年360時間」まで働くことができます。しかし、この上限を超えて働くと労働基準法違反となり、会社に罰則が科される可能性があります。

Q.固定残業代の場合は時間外手当は出ない?

A.あらかじめ残業代が給料に含まれる固定残業代制を導入している場合でも、設定された固定残業時間を超えたら時間外手当が支払われます。

Q.管理職にも時間外手当は出る?

A.労働基準法では、管理監督者には労働時間、休憩、休日に関する規定が適用されないと定められています。したがって、時間外手当も支給対象外となります。しかし、店長、施設長などの管理職・役職者であっても、管理監督者に当てはまるかどうかは立場、職務内容、権限などをふまえ実態に応じて判断されます。一般的には、労働条件の決定やその他労務管理について経営者と一体的な立場にある人が該当するため、名称だけで時間外手当の支給対象外とすることはできません。

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参考

e-Gov|労働基準法厚生労働省|時間外労働の上限規制わかりやすい解説