サクランボに似た赤い果実をつけるため、「南京チェリー」の別名をもつユスラウメ。熟した果実を頬張ると、甘みと酸味のバランスの取れたジューシーな味わいを楽しめます。この記事では、ユスラウメの基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、育て方、収穫時期などを詳しくご紹介していきます。
ユスラウメの基本情報
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植物名:ユスラウメ
学名:Prunus tomentosa
英名:Nanking cherry、downy cherry
和名:ユスラウメ(山桜桃梅、桜桃、梅桃、朱桜)
その他の名前:ユスラ、ユスラゴ、南京チェリーなど
科名:バラ科
属名:サクラ属
原産地:中国北部、朝鮮半島
分類:落葉性低木
ユスラウメの学名はPrunus tomentosa(プルヌス・トメントサ)。ユスラウメは漢字で「山桜桃」「桜桃」「梅桃」などと書き、ユスラゴ、南京チェリーなどの別名を持っています。バラ科サクラ属の低木で、樹高は2〜3mほど。比較的コンパクトに生育し、細い幹が複数生じて株立ち状に生育するのが一般的です。小さく仕立てたい場合は、剪定によって樹高をコントロールできます。
ユスラウメの原産地は中国北部、朝鮮半島で、寒さには大変強い性質を持っています。冬になると葉を落とす落葉性の植物で、越年して冬越しすると芽吹き始めます。開花、新緑、結実、黄葉と、季節によって表情を変えていくので、四季の移ろいを感じることのできる庭木です。
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ユスラウメの花・葉・実の特徴
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園芸分類:庭木・果樹
開花時期:4月頃
樹高:2〜3m
耐寒性:強い
耐暑性:普通
花色:白、ピンク
ユスラウメは、4月頃にウメに似た5弁の白または淡いピンクの花が咲かせます。花は葉が展開する前か同じ時期に咲くので、観賞しやすく華やかな姿が楽しめます。花の後にはサクランボに似た、光沢のある赤または白い実がつきます。この果実は生食でき、水分を多く含んで酸味と甘みがほどよいバランスで口に広がります。果実酒やジャムへの加工も可能です。ユスラウメは、若い枝や葉は柔毛で覆われていて、若い枝は赤褐色、成熟すると暗褐色~灰褐色となり、樹皮が不規則に剥がれ落ちるのが特徴です。