ユスラウメの名前の由来や花言葉


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ユスラウメという和名の由来には諸説あり、果実を収穫するために木をゆすったことからという説や、風に揺れる様子から名付けられたという説、移植に強く朝鮮語の移徒楽(いすら)に由来するという説などがあります。ちなみに、現在ではサクランボを意味する桜桃や、サクラを意味する櫻は、もともとユスラウメのことを指していたそうです。

ユスラウメの花言葉は「喜び」「ノスタルジー」「輝き」など。また、4月17日、4月28日、6月23日の誕生花です。

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ユスラウメの代表的な種類や似た植物


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ここでは、ユスラウメの種類や似た植物についてご紹介します。

ユスラウメ


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ユスラウメの開花期は4月頃で、花色は白〜淡いピンク。葉を展開する前、もしくは同時期に、直径2cmほどの5弁花を咲かせます。葉は3〜5cmほどの卵型で、表と裏にうぶ毛をもつのが特徴です。秋には黄葉し、冬になると落葉します。果実がつくのは6月頃。直径1cmほどの艶やかな球形の赤い実がたくさんつきます。

シロミノユスラウメ(キミノユスラウメ)

花色は白。開花後に白か淡紅色の艶やかな実がつくのが特徴で、果実の色で見分けます。その他の特徴はユスラウメと同じです。ユスラウメ同様に、江戸時代に中国から日本に入ってきたといわれています。

ニワウメ


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バラ科ニワウメ属の落葉樹で、原産地は中国北部。開花期は4月頃で、原種の花色はピンクですが、白花の品種も出回っています。直径1cmほどの5弁花で、多数の雄しべが見られます。葉は5〜7cmほどの卵型で先端が尖り、葉裏にうぶ毛をもつのが特徴。秋には紅葉し、冬は落葉します。果実は6〜7月につき、ユスラウメにそっくりな赤い実をつけます。