皆さんは持ち家派ですか?それとも賃貸派ですか?
人それぞれで正解のないテーマですが、20代で住宅を購入している人は想像以上に多いようです。今回は20代でマンションを購入するということに関するメリットやデメリットなどにフォーカスしてみましょう。
20代でマンションを購入する人は意外と多い
読者の皆さんの中には「20代でマンションを購入するとか考えられない」「給料が安くて毎月の家賃を払うことで精一杯」と思っている人も多いでしょう。もちろん20代で実際に住宅を購入している人数は他の世代に及びませんが、意外と皆さんの想像以上に購入している人が多いのです。
上の表は国土交通省が発表している「平成30年度住宅市場動向調査」から抜粋したものです。このグラフを見ると、注文住宅・分譲戸建住宅・分譲マンション・中古戸建住宅・中古マンションの5つの分類で購入者の平均年齢は30代後半から40代になっていますが、各分類において20代が一定の割合を占めていることが分かります。
特に新築戸建てに関しては注文住宅や分譲戸建は共に1割を超えています。これは驚きの数字ですね。マンションに関しても6%~8%を占めており、思った以上に20代でのマンション購入が行われているといえるのではないでしょうか?
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20代でマンションを購入するメリットは?
住宅ローン
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「毎月家賃を払い続けることを考えると買った方がいい」というのがマンション購入の動機の一つであるケースが多いと思います。確かにそのような側面があると思いますが、マンション購入のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
(1)比較的購入金額が安く済む
20代でマンションを購入するなら、単身もしくは二人暮らしのケースが多いと思います。部屋の広さや住む場所に対する価値観はさまざまですが、それほど広いスペースが要らないのであれば物件価格もファミリータイプに比べると低価格であることが多いので購入金額が比較的安く済むことが多いようです。
(2)現役期間中に住宅ローンが終わる
住宅ローンの返済期間は最長35年です。そのため20代や30代前半から住宅ローンの返済を始めれば現役世代の間にローンの支払いを終えることが期待できます。つまりキチンと稼げる間に返済が済むということは老後の生活のゆとりにつながります。
(3)家賃を払い続けなくていいので老後が安心
部屋の広さや間取り・立地などに関しては状況にもよりますが、家賃支出がなく、住む場所があるということは安心感につながるでしょう。
(4)毎月の住居費=投資になる
賃貸物件の家賃は投資ではなく消費です。支払った金額は返ってきません。一方で住宅ローンは長い目で見ると不動産に対する投資です。もちろん立地や築年数、広さなどさまざまな要素が絡みますが基本的には資産価値がゼロになることはありません。ただし後述しますがリスクがゼロの投資方法はありません。