米プロバスケットボールNBAレイカーズに所属する八村塁(26)の日本バスケットボール協会(JBA)に対する「苦言」が、インターネット上で大きな波紋を広げている。

スポーツ紙の報道によると、八村は13日に行われたNBAグリズリーズ戦の試合後に、JBAの強化方針について、「お金の目的がある気がする」などと発言したという。さらに、男子日本代表コーチの選定基準に関して、次のように言及したという。

「八村の発言は重く受け止めている」

「僕らは日本の男子のトップのプレーヤー。日本代表にふさわしい、男子のことを分かっているアスリートとしてプロでもやっていた、そういう人がコーチになってほしかった」

八村の発言に対して、JBAの渡辺信治事務総長(59)が20日にメディアの取材に応じ、「八村選手は日本バスケ界にとって非常に重要。発言は重く受け止めている。選手が自分の考えを言葉にすること自体は止められない。八村選手の発言は本当に重い」などと語ったという。

NBAで活躍する日本のエースの発言は、インターネット上で大きな話題となり、バスケットボールファンからさまざまな意見が飛び交った。

Xでは、「流石に監督への非難みたいなの言う選手はあまり聞いたことないな」「監督に文句言う人は代表辞退すればよいと思う」「八村塁は代表に行くのはもう嫌なんじゃないか」「監督が嫌なら代表に入らなければいいと思う」「もう代表で八村君見れなそうだね」と、八村の発言に否定的なコメントの他に、次のような声も上がった。

「まあ結論は八村塁についてNBAでも日本代表でも両方見たいです」「八村塁の言う通りでしょう」「八村塁めっちゃ共感です」「図星だったんじゃない?」「八村塁の苦言は正しい」「協会がマジでお粗末すぎるな…」「私は八村の言ってることは批判では無いと思う」

スポーツ紙などの報道によると、JBAは10月にトム・ホーバス監督(57)との契約を更新。ホーバス監督は28年ロサンゼルス五輪まで指揮を執るという。

日本代表は、21日に栃木県宇都宮市で行われるアジア杯予選でモンゴルと対戦する。