韓国プロ野球(KBO)KTウィズに所属する元阪神のメル・ロハス・ジュニア外野手(34)が、チームに残留する可能性が濃厚になった。
地元メディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2024年11月21日に報じた。
阪神では2年通算17本塁打
ロハス・ジュニアは大リーグの経験がないまま韓国に渡り、17年6月にKTウィズに入団した。1年目のシーズンから韓国野球に適応し、シーズン途中加入ながら打率.301、18本塁打、56打点を記録した。
20年シーズンは、キャリアハイとなる打率.349、47本塁打、135打点をマークし、本塁打王と打点王の2冠を達成。シーズンMVP、ゴールデングラブ賞などのタイトルを受賞した。
韓国での成績が評価され、20年オフに阪神に移籍した。主砲として期待されるも、2年間で17本塁打、48打点と振るわず、22年シーズン終了後に退団した。その後、メキシカンリーグを経て、23年オフに古巣KTウィズ復帰が決まった。
復帰1年目の今シーズンは、144試合に出場して打率.329、32本塁打、112打点を記録。出塁率と長打率を合わせたOPSは、0.989だった。打率はリーグ7位、本塁打は6位、打点は5位と、打撃主要3部門でベスト10入りした。
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「日本の2球団とMLBナ・リーグの球団が獲得を狙っている」
韓国で完全復活したロハス・ジュニアの去就に関して、米メディア「MLB Insider」のマイク・ロドリゲス記者が12日にXを更新し、「情報筋によると、日本の2球団とMLBのナショナル・リーグの球団が、ドミニカのメル・ロハス・ジュニア外野手の獲得を狙っている」と投稿した。
複数の韓国メディアがこれに反応し、日米韓による争奪戦を予想した。
このような状況の中、「スポーツ朝鮮」は、「アメリカ、日本が注視する、KT外国人MVPまたむなしく奪われるのか…」などのタイトルで記事を公開した。
同メディアはKTウィズ関係者に取材し、その結果「異変がなければ来年もKTユニフォームを着るロハスの姿を見ることになる確率が高い」と判断。そして、「日米球団は関心を見せた程度だと考えればいい」と報じた。
複数の韓国メディアによると、ロハス・ジュニアは23年オフにKTウィズと1年総額90万ドル(約1億3900万円)で契約したという。