「視聴者からのお声を真摯に受け止めております」

撮影開始時点で、さとちゃんは生後4か月半だったという。「通常親離れが3か月と言われていますが、その後ヤギファームの方に1か月半育ててもらった後、里にやってきました」と説明する。ヤギファームから飼育の指導も受けたといい、

「ヤギファームの方は、今まで何百頭のヤギを育ててきた経験があり、『マイクロヤギの専門家』という意味では最適な方でした。食事、環境、気温など育てる上でのアドバイスをいただきました」

と述べる。専門家とのかかわりは「さとちゃんが里にやってきてから、何度か医師の往診をしていただきました」とも伝え、次のように明かした。

「体調も元気な時もあれば不調な時もありました。住民もスタッフも心配し、複数の医師に見ていただいたのですが、3月2日、容体が急変し息を引き取りました」

さとちゃんが死んだことをめぐり、制作側に対する、飼育環境や管理体制が不十分だったという意見は下記のように受け止めている。

「さとちゃんが亡くなったこと、そしてさとちゃんのことを応援してくださったみなさんを悲しませてしまったことについて、心よりお詫び申し上げます。制作陣として、重く受け止めています。

飼育環境、管理体制には細心の注意を払ってきたつもりですが、結果として不十分だったという視聴者からのお声を真摯に受け止めております。今後このようなことが起こらないよう、動物を迎える場合、一層ケアを強化してまいります」