自己肯定感を高めるための2つの法則
あなたの自己肯定感を高めていくために、次の2つの法則を知ることがとても重要になっていきます。
自己肯定感は、時と場合によって高くもなり、低くもなる。
自己肯定感の強い人、弱い人がいる(総量が多い人、少ない人がいる)。
この法則をイメージとしてつかむには、1本の木を想像してみるとわかりやすいと思います。
強くたくましく育まれている自己肯定感は、地面に深く根を張り、幹の太い木のようなものです。枝はやわらかくしなり、風雨にさらされても折れることなく凌ぐことができます。
失敗をしても、周囲の批判を受けても、強い自己肯定感を育むことができている人は軸がブレません。すると、「自分にYESと言える状態」=「自己肯定感が高い状態」をキープできるので、楽観的に物事にとり組むことができるのです。
そして、何かトラブルがあっても、気持ちを切り替えて解決策を模索し、行動することができるのです。
私がお伝えしていく自己肯定感の高め方の目指すゴールも、そこにあります。あなたの自己肯定感の木を、地面に深く根を張り、太い幹とやわらかくしなる枝を持った木に育てていきましょう。
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あなたの自己肯定感はどれくらい?自己肯定感チェックシート
「自分の自己肯定感って高いのかな?低いのかな?」そんな方も多いと思います。そこで、「自己肯定感チェックシート」を用意しました。
次の質問に答えることで、あなたの自己肯定感の現在の状態がわかります。以下の12個の質問の答えを〇×を書き込むか、メモをとるなどして、記録してみましょう。
自己肯定感チェックシート
1.朝、鏡を見て自分の嫌なところを探してしまっている
2.SNSを開くたび、人からの「いいね」を待っている自分がいる
3.職場や学校、家庭でちょっと注意されると、深く落ち込んでしまう。立ち直るまでに時間がかかってしまう
4.自分のペースを乱されると、些細なことでもイラッとしてしまうことがある
5.ふとしたときに「無理」「忙しい」「疲れた」「どうしよう」「嫌だ」「つらい」といったネガティブな言葉がこぼれている
6.「ねば」「べき」と考えてしまい、行動を起こせない
7.上司から言われた何気ないひと言が気になって、こだわってしまう
8.やるぞと決めても、まわりの人の目が気になり、躊躇してしまうことがある
9.出掛ける前、1日を過ごす服選びに悩んでしまう
10.一度決めたことなのに、本当にこれでいいのかなと悩むことがある
11.新しいことに挑戦したいなと思っても、「どうせ自分じゃできない」と、勝手に限界を決めてしまっている
12.電車から降りるときやエレベーターに乗るとき、ノロノロしている人にイライラしてしまう
いかがですか? 12個の質問のうち、10個以上にマルが付いたら、あなたの自己肯定感はかなり低い状態になっていると言えます。逆に5個以下の方は今、自己肯定感が比較的高いと言えます。
このチェックシートで、自分は自己肯定感が低かった……という人も安心してください。自己肯定感は何歳からでも後天的に育てることができるからです。今、あなたの自己肯定感の木は、若木のように細いかもしれません。
それはこれから伸びていく余地をたくさん残しているということ。そして、自己肯定感の弱いまま大人になった人は、そのぶん、優しい心や周囲の人への思いやりを備えています。
そんなあなたの良さを残したまま、自己肯定感の低さからくる悩みやつらい思いを解決する方法を身につけていきましょう。
強い軸を持てばブレにくくなり、小さなアクシデントで自己肯定感が上下動することもなくなっていきます。