両派とも上位に「音楽・コンサート・ライブ」が並ぶ理由は、「推し活」が寄与
――なるほど。それぞれのSNSの特性が表れた結果というわけですね。
ところで、両方のSNSでともにトップ3に入ったのが「音楽・コンサート・ライブ」です。また、両方のSNSでともに下位グループに入ったのが「学習・自己啓発」と「DIY・手芸・陶芸・絵画等の制作」です。それぞれどういう理由が考えられますか。
小島誠也さん 「音楽・コンサート・ライブ」が上位に入っている理由として、いわゆる「推し活」が大きく寄与していると考えられます。自分が好きなアーティストやアイドルなどについて、情報収集や情報発信の場としてXやInstagramが活用されていると考えられます。
下位に位置する「学習・自己啓発」と「DIY・手芸・陶芸・絵画等の制作」については、その趣味に関する情報収集や情報発信の場としてXやInstagramではない別のメディアや、Webサイト、ブログなどがより活用されている可能性が考えられます。
――今回の調査では、若い人の間で利用者が急増しているTikTokが入っていませんね。もし、TikTokが入っていればどんな趣味の人が上位に並ぶでしょうか。
小島誠也さん 今回は特に利用者数が多いXとInstagramを調査対象にいたしました。TikTokについてはどのような結果となるかわかりかねます。
――SNSを趣味に活用するうえでのアドバイスがありますか。
小島誠也さん SNSにはさまざまな趣味に関係する情報がたくさんございますので、ご自身の趣味にSNSを活用いただき、より豊かな生活を送っていただければ幸いです。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)