Q.病気や症状をネットで調べたら、怖くなってしまいました
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A.「検索のし過ぎ」が新たな病を招くことも
「不調の原因は何だろう?」と軽い気持ちで調べたのに、検索していくうちに、重大な病気の可能性があると知って、「これは大変だ!!」と不安に駆られたことはありませんか?
頭の中が病気のことでいっぱいになり、自分が深刻な病気にかかっていると思い込んで、さらに検索を繰り返したり。時には痛みなどの自覚症状が実際に出てきて、不安が増大してしまったケースもあるでしょう。
ネットやテレビに氾濫している、さまざまな情報に惑わされ、心を病んでしまう人も少なくありません。これは「サイバー心気症(しんきしょう)」と呼ばれています。
ネットで病気を検索して不安に陥ったら、一人でくよくよ悩んだりせず、病院で診てもらうのが一番です。もし本当に病気だったら早期に治療してもらえますし、何でもなかったとわかれば、「なーんだ」と安心できます。
ネット検索で新たな“病気”をつくるより、正しい入浴やストレッチなどで、自律神経を整え、体調の改善に努めましょう。
考え過ぎて不安になってしまったり、現在地を見失ったりするのは、真面目にがんばり過ぎてしまうがゆえの反動かもしれません。次回は「メンタルが回復する休息の取り方」を紹介するので、ストレスを抱えやすい方も参考にしてみてください。
※本記事は『なんとなくだるい、疲れやすいを解消する!自律神経について小林弘幸先生に聞いてみた』(Gakken 刊)を一部引用して作成しています。