掛け捨て型のがん保険のデメリットは?リターン型との比較も徹底解説

がん保険はがんと診断されたときや、治療を受けたときに保険金(給付金)を受け取れる保険です。

30代から50代の方の中には、身近な家族や友人ががんを経験し、がん保険の必要性を強く感じている方もいるでしょう。

しかし、掛け捨て型とリターン型、どちらのがん保険に加入すれば良いのか迷ってしまうこともあるはずです。

今回は、掛け捨て型がん保険のメリット・デメリットやリターン型との違いなどを詳しく解説します。

掛け捨て型がん保険のメリットとデメリット

掛け捨て型のがん保険とは、解約したり満期を迎えたりしても払い込んだ保険料がほとんど戻ってこない保険です。

保険会社が取り扱っているがん保険は掛け捨てが一般的となっています。

以下で掛け捨て型がん保険のメリットとデメリットを詳しく解説します。

掛け捨て型がん保険のメリット

掛け捨て型がん保険のメリットは次のとおりです。

掛け捨て型がん保険のメリット

リターン型保険に比べて保険料が安い

保障の見直しがしやすい

掛け捨て型がん保険の大きなメリットは、手頃な保険料で加入できる点です。

リターン型の保険と比べると、毎月の支払いを抑えられ、家計にかかる負担を軽減できます。

そのため住宅ローンや教育費用など他の出費が多い時期でも、無理なく継続できるでしょう。

予算に余裕がある場合は、必要な特約を付加して保障を充実させることも可能です。

また、保障の見直しがしやすい点もメリットといえます。

がん保険は治療内容の変化とともに、保障内容の新しい商品が次々と登場しています。

例えば、以前は入院給付金や手術給付金を主契約とする商品が多くありましたが、近年では抗がん剤治療や化学療法、自由診療など、多様な治療方法に対応できる商品が増えていきています。

掛け捨て型はリターン型と比べて、タイミングに縛られることなく見直しができるのも便利な点です。

掛け捨て型がん保険のデメリット

掛け捨て型がん保険のデメリットとしては、健康還付給付金が一切受け取れない点が挙げられます。

がんにならなかった場合、払い込んだ保険料は一切戻ってこないので、損をしているように感じる方もいるかもしれません。

しかし、男女ともに一生涯でがんと診断される確率はおよそ2人に1人といわれています。

長い目で見れば、役立つ場面が来る可能性は高いでしょう。

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がん保険は掛け捨て型vsリターン型どっちがいい?

掛け捨て型とリターン型のがん保険には、それぞれ異なるメリットとデメリットが存在します。

以下の比較表でその違いを見ていきましょう。

がん保険の加入目的が「がんになった場合の経済的なリスクに備えること」なら、割安な保険料で手厚い保障を準備できる掛け捨て型のほうがよいでしょう。

リターン型は掛け捨て型よりも保険料が高くなりますが、契約時に定めた年齢までにがんに罹患しなかった場合、支払った保険料のうち主契約相当分の保険とほぼ同等の健康還付給付金が得られます。

加入目的によって、どちらが適しているかは異なります。

それぞれのメリット・デメリットを考えながら、加入を検討していきましょう。