かかとの角質のケア方法
ここからは、かかとの角質ケア方法をご紹介します。
かかとの角質がガサガサになっていると、靴下に引っ掛かって皮が剥けてしまったり、ストッキングが伝線してしまったりすることがあるため、ガサつくかかとは放置せず、早めにケアするのがおすすめです。
やすりで削る
ひび割れはないものの、角質が厚く硬くなっている場合は、規則正しい目のやすりをかけるケアがオススメです。足の裏は立つ、歩くなどの刺激を受け、厚く硬くなりやすいので、お風呂などで定期的なお手入れを習慣にするとよいでしょう。
足裏やかかとをやすりで削る場合は、お風呂上がりなどの皮膚が柔らかく表面が乾いた状態で行うのが理想的です。ただし濡れている状態でかかとを削ると、角質が取れ過ぎてしまうこともあるので要注意。お風呂でケアするときは、濡れたままでもあまり削れない浴室専用のヤスリを使ってください。
また、角質は足裏を保護しているので、一度に取り過ぎるのはNG。皮膚が赤くなるまで削ってはいけません。やすりをかけ足りないと思うくらいの段階で、一度皮膚を触ってみてください。少し薄く、柔らかくなったと感じたら、それで終了。
使用直後はスベスベとした仕上がりになりますが、保湿ケアを怠ると使用前よりもかさつきが目立つことになります。
数日後にまたやすりをかけて、少しずつ薄く、柔らかくしていきます。厚みや硬さがそれほど気にならなくなったら、ときどきやすりを当てるくらいでも十分。定期的に行って、角質が厚く硬くならないようにしましょう。
保湿で仕上げをする
どのタイプの角質ケアも、時間がたつと再び乾燥が進んでいきます。潤いのある、ツルツルとしたかかとを保つには、保湿ケアは絶対に必要です。特にやすりで削った直後は肌がツルツルになりますが、次第にカサつきが目立つようになって効果が持続しないばかりか、かえって悪化することもあるので要注意!保湿クリームなどをしっかり塗ってください。ボディクリームでもOKですが、専用のかかとクリームがあればそれを使いましょう。
保湿剤はできれば寝る前に塗って、シルクなどの余分なものを吸い取る素材の靴下を履いて寝るのがベストです。これだと、冷えも防げるので一石二鳥!
乾燥で足裏がカサついているだけのケースなら、保湿により角質を柔らかくするタイプの商品もオススメです。靴下を履いて寝るのが苦手な人は、ベタつかないジェルタイプのものなどを使うといいでしょう。肌の弱い人にもおすすめです。
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かかとの角質ケアの注意点
かかとの角質をケアするときには、注意点もあります。
かかとの角質が硬くなったまま放置しない
かかとの角質を強く削り過ぎない
普段あまり意識することのないかかとですが、硬くなっているときやガサガサしているときは早めのケアがおすすめです。
かかとの角質が硬くなったまま放置してしまうと、歩いているときや走っているとき、ぶつかったときなどの衝撃によって、角化した部分がひび割れてしまうことがあります。
ただし、過剰なケアはNG。削り過ぎてしまうと、必要な皮膚まで傷つけてしまい、逆に角質が厚くなってしまう可能性があります。心配な人は、様子を見ながら少しずつケアしていくといいでしょう。
なお、ケアを続けてもなかなかガサガサや角層の捲れが治らない場合は、「かかと水虫」の可能性も考えられます。かかと水虫は、かゆみは軽いものの、かかとのガサつきやぷつぷつした皮剥けがなかなか治らないことが特徴です。家族に水虫の人がいる場合、足の指が水虫になっている場合は、かかと水虫を疑ってみましょう。