寒くなってくると、ラグやカーペットが恋しくなってきますよね。床に敷くカーペットは、気づかないうちにホコリや皮脂で汚れてしまいがち。せっかく洗濯するなら、オキシ漬けで徹底的にきれいにしませんか?今回は、カーペットのオキシ漬け方法を詳しく解説します。冬本番を迎える前にカーペットをオキシクリーンできれいに洗って、気持ちよくゴロゴロしちゃいましょう♪
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今さら聞けない「オキシクリーン」とは?
オキシクリーンとは酸素系漂白剤です。お湯に溶かすことで酸素の泡が発生し、頑固なシミや汚れを一気に落とします。キッチンの油汚れ、浴槽の汚れ、皮脂汚れ、茶渋や衣類の黄ばみなど、家庭にあるさまざまな汚れに効果があります。塩素系洗剤とは違い、酸素の力で汚れを落とすため、素材が傷みにくくツンとした臭いがしないのもうれしいポイントです。
とっても便利なオキシクリーンですが、使えない素材もあるので注意しましょう。
【オキシクリーンが使えないもの】
・ウールやシルクなど水洗いできない繊維
・革製品
・ドライクリーニングのみと表示された衣類
・宝石類
・金属全般
・金属製の付属品
・ラテックス塗料
・ジュートやチーク材
・仕上げ木材など
※金属に溶液がついた場合は、すぐに水で洗い流してください。
オキシクリーンの正しい使い方
【使うもの】
・オキシクリーン
・お湯(40〜60℃のぬるま湯)
・金属製ではない棒
【オキシクリーン溶液の作り方】
①40〜60℃のお湯を容器に入れる
②4Lに対し付属のスプーン1杯(28g)を入れる
③オキシクリーンが溶けきるまでよく混ぜる
●注意点
・オキシクリーンは40〜60℃で最も効果を発揮します。温度が冷たいとオキシクリーンが溶けきらず、熱すぎると効果が出る時間が短くなってしまいます。より高い効果を発揮するためにも、適温のお湯で十分溶かしてから使用してください。
・溶かしたときに発生する酸素は人体に無害ですが、吸い込まないように注意し換気しながら使用しましょう。
・肌荒れする恐れがあるため、オキシクリーンを素手でさわらないようにしてください。
オキシクリーンを溶かすと出るのは「酸素」。なので有害な気体が出るわけではないですが、使うときには熱気や湯気を吸い込むのは好ましくないので、換気は必ず行ってください。
3年使用しているわが家のカーペット
こちらのカーペットは、リビングで3年ほど使っています。
アイボリーの色合いがお気に入りなのですが、薄い色は汚れが目立つのが気になりますよね。
去年の冬にしまうとき洗濯したはずですが、なんだか少しベタついています。しっかり洗ったはずなのに、なぜでしょうか?
画像では見づらいのですが、2、3か所シミもありました。落としきれなかった汚れが浮き出てきたのかもしれません…。
さて、オキシ漬けでどこまできれいになるのでしょうか。さっそくやっていきましょう!
お風呂にオキシ溶液を作り、6時間漬ける
まずはカーペットの洗濯タグを確認し、水洗いできるかをチェック。わが家のカーペットは水洗い可能なので、オキシ漬けもOKです。ウール素材やペルシャ製のカーペット、ドライクリーニングのみのものなどはオキシクリーンを使用できないので、注意してくださいね。
給湯器の温度を60℃にセットし、お風呂にお湯を貯めていきます。
お湯に付属のスプーンで5〜6杯分のオキシクリーンを入れ、棒で混ぜて溶かします(※オキシクリーンの粒が溶けきっていないと洗浄効果が弱まるので、しっかり混ぜてください)。
オキシ溶液を作ったら、カーペットを沈めます。
この状態で、20分から最長6時間ほど放置。今回はしっかりと汚れを落としたいので、最長の6時間放置してみます。
6時間後カーペットを水洗いする
時間になったら、お風呂からカーペットを取り出します。
ふと、お風呂を見てみると…
ぎゃー!オキシ溶液がすっかり黄色くなっていました!
一度洗濯しているはずなのに、こんなに汚れが残っていたなんて衝撃です。危うく、汚いカーペットの上に座るところでした〜。
気を取り直して、カーペットをすすいでいきましょう。
わが家のカーペットは洗濯機使用可能なので、軽く水洗いしてから洗濯機に入れ、すすぎと脱水をしました。
洗濯機使用不可の場合は、浴槽内で十分にすすぎを行ってください。
脱水後、乾燥させたら完成です。
さて、ベタつきや汚れが気になったカーペットは、どこまできれいになったのでしょうか?
元通りふわふわ&真っ白になりました
ベタつきが気になっていたカーペットは…
【ビフォー】
【アフター】
すっかりサラサラになりましたよ〜♪いつまでもさわっていたいくらい気持ちがいいです。
浮き出ていたシミも、もみ洗いナシですっきり真っ白になりました!諦めなくてよかったです。
全体的にもふっくら厚みが出て、寝転がったら気持ちよさそう♡
洗濯しても落としきれなかった汚れが、オキシ溶液に漬けて放っておくだけで、すっきりきれいになるなんて本当に驚きました。
冬本番が来る前に、あなたのおうちのカーペットやラグも、オキシ漬けできれいにしてみませんか?