具体的な「ゴール」と「目的」があれば、“良い点数”はとれる
「どうすればテストで良い点数が取れますか?」という質問をされることがありますが、「じゃあその『良い点』ってのは何点のこと?」と聞き返すと、答えられないことがとても多いです。
「良い点取れればいい」と思っているかもしれませんが、それはどの科目のどの分野のどの問題で何点取ることなのか、明確になっていないからダラダラした勉強になってしまうのです。
東大生はこの「目的」作りがしっかりしています。ほかの人より何倍も努力の「目的」の明確化に対する力を持っているのです。
例えば、東大生は模擬試験でも本番でも同じように、各科目・各大問の目標点数を1桁レベルで明確に設定しています。
「英語のこの問題は自由英作文で12点の配点だから、7点獲得できればいいはずだ。これにかけられる時間は12分程度なので、12分で7点取れるようにこの範囲の訓練をしておこう」というふうに、すべての問題でこのレベルの細かい目的明確化を実践しています。
必要なのは目的意識です。「どのゴールのために何問解くのか? 何個終わらせるのか? 何が終われば今日は目的達成で、どういう状態になるのが理想なのか?」。
がむしゃらに勉強を頑張るのではなく、具体的な目的を考えた勉強を積み上げていくことで、成績が一気に向上していくのです。
西岡 壱誠
株式会社カルぺ・ディエム
代表