“温活”を心がけよう!



まったく良いことがない低体温。改善するためにはどうすれば良いのでしょうか。

「低体温というだけで受診されても、西洋医学の薬で対応するのは難しいです。ただし、貧血や過多月経を伴う場合は鉄剤を処方するなど改善することがあるので、婦人科を受診してみてください。

貧血や過多月経がなく、なんとなく調子が悪いというときは、まずは体をできるだけ温めるようにしましょう。例えば入浴は、シャワーだけでなく浴槽につかる、なるべく体を動かす、足元を温める、体を温めるものを食べるなどです」(駒形先生)。

具体的にはどんな食品をとると良いのでしょうか。

「薬膳の考え方では血を補う、色が濃い食材をとると良いとされています。黒ごま、黒豆、プルーンなどの黒色食材、にんじん、トマトなどのビタミン類の多い赤色食材が一例です。ただし、あつあつの料理を食べ過ぎると体がバランスを取ろうとして冷えることがあるので気を付けて。

セルフケアをおこなっても改善されず、肩凝りや腰痛、頭痛など先に挙げた症状が長期間続く場合は、それぞれ専門の病院を受診しましょう」(駒形先生)。

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まとめ

検温をすると、子どもはいつも36度台なのに自分はいつも35度台。この差はなんなのかと思っていましたが、低体温は大人の女性に多いということで納得。体が冷えていては百害あって一利なし! 今できることから、温活を始めてみたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

取材・文/mido
ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。

著者/監修/駒形 依子 先生
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。