甘みはできるだけ天然甘味料を選んで



飲料を選ぶときは食品表示を見たほうが良さそうです。ほかにも控えたい糖分はあるのでしょうか。

「果糖ブドウ糖液糖、高果糖液糖といった甘味料も、人工甘味料と同様に、肥満や老化を促進する性質があることがわかっています。これらは砂糖よりも安価という理由で、飲料だけでなくお菓子や調味料など甘みのある加工品の多くに入っています」(黒田先生)。

砂糖や人工甘味料を控えたほうが良いとなると、ダイエット中は甘いものについては飲まず食わずに。甘党の人にとってはストレスがたまりそうですが……。

「私は甘党で、甘いものを食べるのが大好きです。自宅にはデーツシロップ、羅漢果、はちみつなど天然の甘味料があるので甘みはそれらでとっています。

ですが、いただきもののお菓子などはありがたくいただきますし、外食をするときは気にしないようにしています。甘いものはもともと、生命維持に必須というわけではなく、し好品ですよね。ダイエット中もストレスは禁物なので、息抜きに甘いものを少しとる分には問題ありません。バランスが大切です」(黒田先生)。

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まとめ

健康と美容に良いものをと、選んで飲んでいたものが実は逆効果の場合がある……ということにびっくり。加工品を買うとき、特に値段が安いものについては、原材料表示をしっかりチェックしてから買うほうが良さそうです。そして、黒田先生によれば、体に入れるものはできる限り手作りが良いということ。いつまでもきれいでいることを目指すなら、まずは食事、中でも糖分の管理はとても大切ということです。

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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

取材・文/mido
ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。

著者/監修/黒田 あいみ 先生
美容・アンチエイジング専門医。分子栄養学認定医。Zetith Beauty Clinic/東京美容外科沖縄院院長。中学時、アメリカへ単身留学。帰国後医学部入学。大手美容外科院長、上海院を含む新規クリニックの立ち上げなどグローバルに活躍し、体の内側と外側の両方に精通する医師として、多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。趣味のトライアスロンでは2017年ロッテルダムで開催されたITU世界トライアスロンシリーズグランドファイナルの日本代表選手に選抜された経験も持つ。著書『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング食事術51運動術26』(文藝春秋)は中田敦彦のYouTube大学でも紹介され話題を呼んだ。 
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