「些細なことでイライラする」「怒りっぽくなった」50代以降こんな症状が続く場合は、病気のサインの可能性も。易怒性や易刺激性、イライラ症状がある場合に考えられる病気、イライラしたときの対処法を解説します。悪化の可能性もあるため我慢は禁物です。
些細なことでイライラするのは病気のサイン?
何か嫌なことがあったときや、自分の思い通りに行かないときに、イライラしたり、不機嫌になったり、憂鬱な気持ちになることは多かれ少なかれ誰でも経験したことのある感情です。
一時的にイライラを感じるのみであれば、問題のないことが多いでしょう。
しかし、「些細なことでイライラするようになった」「イライラが収まらない」「カッとなりやすくなった」「ちょっとしたことで怒ってしまう」と感じる場合は、なんらかの病気が原因になっている可能性も考えられます。
更年期に差し掛かる50代以降は、心にも体にも大きな変化が起こります。不調がある場合は早めに原因を確かめて、適切に対処しましょう。
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イライラとは?(易怒性・易刺激性)
「イライラする」とは、怒りやすい状態・緊張が高まった状態・神経が高ぶり刺激に対して非常に敏感な状態などのことです。
医学的には、普段では怒らないような些細な刺激でも反応して怒りっぽくなることを「易怒性(いどせい)」、ちょっとしたことでも不機嫌になったり気分が落ち込んだりと感情に反応することを「易刺激性(いしげきせい)」といいます。
自律神経の交感神経が優位になっており、緊張が強くなっている状態です。
イライラが強くなると、相手への怒りや攻撃、自分を責める、自分を殴る、大声で叫ぶ、泣き喚くといった症状が出ることがあります。