「予感」通りの展開に
1カ月ほどが過ぎ……。元・親友から「お願い、助けて!」というメッセージが届いたのです。というのも彼女の大口取引先が破産し、会社経営が大危機に陥ったから。業界情報に精通している娘が言った通りになったのです。おまけに、古参の優秀な社員たちは「生意気だ」と全員解雇してしまい、彼女にこびへつらう能力のない部下ばかりを残した結果、再建計画もまともに立てられないようです。
「実は私、あれから自分の会社を興したの。あなたがクビにした、本当に仕事ができる社員たちに来てもらってね。皆、喜んでついて来てくれた。あなたはあなたの道を選んだんだから、最後まで責任を取りなさいよ」
その後、彼女の会社は倒産し、残った社員への未払いの給料返済など、巨額の借金を抱えたそうです。一方の私は、協力してくれる社員たちと新会社を成長させるべく、日々奮闘中。人を信用し過ぎない、という教訓も胸に刻みました。この経験を糧に、今後も頑張っていきたいと思います。
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裏切り者には、それ相応の報いがありましたね。危機管理力、人間関係の構築力など、経営者としてビジネスに必要な能力はさまざまありますが、一番重要なのは「誰を信用するか」を見極める能力なのかもしれませんね。
著者/ウーマンカレンダー編集室/トーク系
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