イデコ(iDeco)に入ると損をするのはどんな人?
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【画像出典元】「iStock.com/SamuelBrownNG」
では、反対にイデコ(iDeco)に入ると損をしてしまう(かもしれない)のはどんな人たちでしょうか?
下記の人たちは、損をしてしまう場合がありそうです。
・少額で積み立てる人(特に専業主婦)
・運用に保守的な人
・生活や働き方が今後大きく変わる可能性がある人
イデコ(iDeco)は単にお金を積み立てて貯めるだけでなく、運用することで利益を増やすタイプの年金です。積立方法を自分で決めることになるため、金融商品や投資の知識も必要ですし、当然、各種の運営費用がかかってきます。
そのため、少額のままずっと積み立てている方や運用に保守的で元本保証タイプの運用方法を選択している方は、相対的に費用負担が高くなってしまうのです。
少額で積み立てる方は、年齡とともに積立額を増やしていくことをおすすめします。
また元金保証タイプの運用だけでは、自分が将来受け取る年金を増やせない可能性があります。こちらはむしろ若いうちにいろいろ運用方法を工夫してみて、60歳が近づくにつれ安全な元金保証タイプに移行させていくと良さそうです。
また、今後独立を視野に入れている人やできるだけたくさん子どもがほしいと思っている人など、生活が大きく変わる可能性のある方はしばらく加入を控えたほうがいいかもしれません。
老後よりも近い将来で大きなお金が必要になり、iDecoから引き出したい(けど60歳まで引き出せない)・・・ということになりかねません。とりわけ金融資産に余裕がない場合は慎重に検討すべきです。
専業主婦の方は損得どちらの側面もありますので、特にしっかり調べた上で始めてください。
とはいえ、「人生100年時代」を乗り切る上でデメリットよりも圧倒的にメリットの方が多いと思います。多くの方がイデコ(iDeco)を活用して、老後を安心して迎えたいですね。