侍ジャパンの辰己涼介外野手(楽天、27)の「円陣声出し」に賛否の声が上がっている。

「答え言っていいですか? 優勝しています」

「第3回WBSCプレミア12」決勝が2024年11月24日、東京ドームで行われ、連覇を狙った日本が台湾に0-4で敗れた。

日本は0-0で迎えた5回、先発・戸郷翔征投手(巨人、24)が2本の本塁打を浴びて4点を失った。打線は台湾先発リン・ユーミン投手(21)に4回まで1安打に抑えられ、苦しい立ち上がりだった。

日本の投手陣が踏ん張り、6回以降得点を許さなかったが、この日は打線が沈黙。結局、台湾投手陣から放ったヒットはわずか4安打で、屈辱の完封負けを喫した。

今大会初黒星で連覇を逃した日本。インターネット上では、試合前の「円陣声出し」が大きな話題となった。

この日は辰己が「声出し」を担当し、ベンチの前で次のようにチームを鼓舞した。

「どうも未来から来ました。未来といったら、今日の夜の12時ぐらいから来たんですけど。もう、答え言っていいですか? 優勝しています。なので道中に先制されようが、逆転されようが、気にしなくて大丈夫です。焦ることなく、自分が出せる力をみなさんが出し切って下さい。優勝おめでとう。それでは行きます。さあ、行こう」

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「大谷選手の言動を見習いましょう」

この様子が侍ジャパンの公式インスタグラムにアップされると、ファンからさまざまな意見が寄せられた。

「台湾に失礼 リスペクトに欠ける」「大谷選手の言動を見習いましょう」「日本がこの発言を良しとするチームなのであれば、負けるべくして負けた様に思います」「相手へのリスペクトなさすぎて泣く」「負けた今、単なる驕りにしか聞こえないよな」「大谷翔平は未来がどうのこうの言わん」などの批判的な声の他に、以下のような前向きな意見もあった。

「辰巳さんの声だし面白かったな~」「辰己選手の声出しになんか泣きそうになった」「辰己の声出し良過ぎるんだけど」「未来から来た辰己さん面白すぎる」「辰己くんはいつでも最高です」「侍も盛り上げてくれてありがとうございます」「未来から来た辰巳涼介なんて面白いの」「このマインドめちゃくちゃ大切〜」

今大会、日本は1次ラウンドから圧倒的な強さを見せ、5戦全勝でスーパーラウンドに進出。スーパーラウンドでも負けなしの3戦全勝で決勝に進むも、台湾投手陣の前に打線が沈黙し、連覇はならなかった。