石破茂首相が首相就任後、初となる大相撲九州場所が2024年11月24日に千秋楽を迎えた。
SNSでは、内閣総理大臣杯授与に石破首相をはじめとする内閣関係者がひとりも出席しなかったことが波紋を広げている。
「だらし内閣」に「居眠り疑惑」、「外交マナー」まで…
石破首相をめぐっては、10月1日に発足した第1次石破内閣の記念写真で、ズボンの丈が余りよれていることなどが指摘された。さらに、ジャケットとベルトの間に白い部分が見えており、写真によってはだいだい色に見えたことから「地肌が出ているのは」との声も。Xでは「だらし内閣」がトレンド入りした。
また衆院選後の首相指名選挙中には、石破首相が目を閉じてうつむいている様子が中継映像に映りこんだことで、SNSでは居眠りをしていたとして話題になった。
APEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議時の「外交マナー」も批判を呼んだ。各国の首脳らが集まり笑顔であいさつを交わす中、ひとり着席したままスマートフォンを操作していたほか、石破首相の元を訪れた各国首脳に座ったまま対応していたことで「マナー違反では」などとする指摘が相次いだ。
こうした中、地方開催場所で恒例となっている内閣総理大臣杯授与に、石破首相をはじめとする石破内閣の関係者らがひとりも出席しなかったことが波紋を広げている。
地方開催場所では、地域ゆかりの国会議員や閣僚のほか、内閣官房副長官が授与役を務めることが多い。
岸田内閣時代の5月26日には、村井英樹官房副長官(当時)が重さ40キロ近くの内閣総理大臣杯を自力で持ち上げて授与を行い、称賛を集めていた。
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「本人はともかく代理で誰か派遣するとかやるやろ普通」
24日の九州場所千秋楽では、石破首相や関係者らの登場はなく、日本相撲協会の八角理事長が石破首相名の表彰状を代理で読み上げた上で授与を行った。
なお、石破首相は同日、15日に101歳で逝去した三笠宮妃百合子さまの通夜に参列していた。SNSでは、石破首相の登場なしについては理解を示す声もある一方、代役を立てないという対応には疑問の声が寄せられた。
「20年近く千秋楽見てるがこれ前代未聞の出来事じゃないか? 本人はともかく代理で誰か派遣するとかやるやろ普通」
「内閣総理大臣杯を総理自ら授与しに来る事の方が稀で、通常は代理が立てられるし、地方場所ではその地区が地盤の大臣や副大臣、政務官らが代理で来るのが通例 それすらも無かったというのは、異例だし無礼としか言えない」
「石破さんが行かなかったのは、三笠宮妃百合子様のお通夜があったせいかな? 代わりに誰も行かなかったのは…」