3.医療事務に向いている人の特徴

ここからは、医療事務に向いている人の特徴を3つ紹介していきます。

コミュニケーションを取ることが好きな人

医療事務は一般的な事務職と比べて、人との関わりが多い仕事です。患者とのコミュニケーションのほかに、医師や看護師と連携も多いため、人と関わることが好きな人や、接客が得意な人にはぴったりな仕事といえるでしょう。

几帳面な人

医療事務はデータ入力などの細かい事務作業をおこないます。レセプトの点数計算や会計業務など、数字を扱うことも多いため、細かい作業を的確にこなせる人は活躍できる機会が多いでしょう。また、過去に事務職経験があるなど、基本的なPCスキルが備わっていると重宝されやすいです。

向上心がある人

医療事務は、診療報酬の点数計算や専門用語など、覚えることが多い仕事です。診療報酬制度や、医療法など、医療関連の制度や法律は適宜改定されるため、常に知識をアップデートしていく必要があります。

なお、医療事務は無資格でも始められますが、医療事務技能審査試験(日本医療教育財団)や診療報酬請求事務能力認定試験(日本医療保険事務協会)など、医療事務向けの資格も存在します。資格を取得することで、資格手当の支給や、大学病院など応募条件のある職場への挑戦が可能になります。そのため、勉強熱心な人はキャリアアップを目指しやすい仕事といえるでしょう。

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4.医療事務の職場選びで押さえておきたい4つのポイント

(1)自分にあった業務内容を選ぶ

医療事務の仕事内容は職場によって特徴が異なります。大規模な総合病院や大学病院では、医療事務の人数が多く仕事が細分化されています。そのため、特定の業務についての専門的な知識が身につきやすく、専門分野でのスキルを磨くことが可能です。

一方、小規模の診療所では、受付や会計業務から、レセプトの作成、カルテ管理、医師の補助など、さまざまな業務を担当するため、幅広い知識やスキルが身につけられます。また、大きな病院よりも患者との距離が近いため、人から直接感謝される機会も多いでしょう。

(2)研修制度の有無を確認する

業務に必要な知識は、現場で業務を覚える職場もあれば、定期的に勉強会などを開催している職場もあります。未経験で応募する人や、ブランクがあって不安な人は、研修制度の有無も確認しておきましょう。

(3)運営方針を確認する

長く勤められる職場を探すためには、職場が掲げている運営方針や法人理念にも注目しましょう。これらに共感できる職場を選ぶことで、仕事へのやりがいを感じやすくなり、モチベーションを高く保ちやすくなります。また、価値観が近いメンバーと働けるため、人間関係の問題が起きにくく、チームワークを発揮しやすくなります。

(4)職場見学で現場の雰囲気を確認する

職場見学が可能な場合は、実際に足を運んでみましょう。見学を通じて、施設の構造や動線、設備だけでなく、スタッフの様子や雰囲気なども確認できます。また、採用担当者の人柄を知る機会にもなるため、面接の緊張を和らげ、自分らしさをより自然にアピールするきっかけにもなります。