5.【採用担当者向け】医療事務の離職率を下げるには?

ここからは「医療事務がすぐに辞めてしまう……」「退職者が多い……」といった悩みを抱える経営者や医療事務長に向けて、離職率を下げるための3つのポイントを紹介します。

(1)スキルに応じた評価制度を設ける

スタッフが業務に慣れてきたころに退職してしまう場合は、評価基準を見直しましょう。曖昧な評価基準はスタッフに不公平感を与え、モチベーションの低下や離職リスクを高める要因となります。

具体的には、患者の平均待ち時間や一日のデータ入力件数、遅刻・欠勤回数など、定量的に評価できる項目を設けると公平性を確保しやすくなります。

(2)教育体制や相談できる環境を整える

新人の離職率が高い職場の場合は、教育やフォローの体制を見直しましょう。仕事に慣れるまでは時間がかかり、適切なサポートがなければモチベーションの低下にもつながります。

定期的に面談の機会を設け、従業員が抱える問題をヒアリングし、課題の発見・解決に取り組むことも重要です。クレーム対応をしたスタッフへのケアも忘れずにおこないましょう。

(3)働き方や福利厚生を見直す

離職による慢性的な人手不足に悩んでいる場合は、労働環境を見直しましょう。医療事務の求人倍率は高いため、より条件の良い職場があれば、スタッフが流出してしまう可能性があります。

医療事務はとくに女性が多い職種です。産休・育休制度や時短勤務など、ライフステージにあわせた勤務環境の整備や、ヘルスケア関連の福利厚生を用意するなど、スタッフにとって働きやすく魅力的な職場を目指しましょう。

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6.長く働ける理想の医療事務求人を探そう

医療事務は、ほかの事務職よりも離職率が高く、忙しい仕事です。しかし、医療事務を必要とする職場は全国各地にあるため、一度スキルを身につければ安定して働き続けられる職種ともいえます。また、女性が多く活躍しているため、家庭の事情などに理解があり、柔軟に働ける環境もあります。

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