今年で誕生から30周年を迎える本格麦焼酎「隠し蔵」。そのおいしさの秘密を探るため、鹿児島県いちき串木野市にある「濵田(はまだ)酒造」を訪れました。2日目は、3つある蔵のうちの2つ、「傳藏院蔵」で本格焼
本格焼酎の製造工程について学ぶ
1日目の「伝兵衛蔵」とは異なる印象の「傳藏院蔵」。最新鋭の設備を備え、本格焼酎づくりを行っています
2日目は、1日目に樽貯蔵庫やテイスティング室を訪れた「傳藏院蔵」の蔵見学からスタート。本格焼酎の製造工程を見学しました。
2000年に稼働を開始した「傳藏院蔵」は、仕込みや蒸留、ボトリングや出荷など、あらゆる工程で最新の設備を導入。ベテラン杜氏をはじめ、さまざまな分野のプロフェッショナルがその技術とノウハウを持ち寄ることで、高品質の焼酎を安定して生産しています。
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本格焼酎ができるまで
2日目も、「濵田酒造」ブレンド室長 大園栄作さん(左)と生産本部 副本部長 竹迫大地さん(右)のお二人にお世話になりました
まず本格焼酎づくりの大まかな流れとしては、焼酎の原料となる米や麦などの穀類原料を洗浄・給水・水切り・蒸す工程まで進め、麹菌を散布します。その後、「製麹装置」の中で約2日間かけて麹菌を繁殖させます。
次に、麹に水と酵母を加えて6日間発酵させる「一次仕込み」へと移り、もろみをつくります。その後、「二次仕込み」で再び発酵させ、そこでできたもろみを「単式蒸留機」で蒸留します。
できあがった焼酎の原酒は、タンク・樽・かめなどでそれぞれ貯蔵され、ブレンドや割水の工程を経て、ボトリングされ、出荷されます。
本格焼酎ができるまでの流れを製造工程に沿って学びます