1994年の発売以来、幅広い世代から愛され続けている本格麦焼酎「隠し蔵」。そのおいしさの秘密を探るため、鹿児島県いちき串木野市にある「濵田(はまだ)酒造」を訪れることに。そこでは、ブレンダー・大園栄作
焼酎の基本を知るため、ミュージアム&伝兵衛蔵へ
濵田酒造の本社に隣接する「伝兵衛蔵」は、明治元年に創業した手づくりの焼酎蔵
今回のツアーの始まりを飾るのは、伝統の蔵「伝兵衛蔵」。ここは濵田酒造の創業地であり、明治元年から156年間続く焼酎蔵で、明治時代の創業当時の製法を今に伝えています。蔵見学やミュージアム見学のほか、売店やレストランも併設しており、見て・学んで・食べて・飲んで・味わえる、充実した見学施設を備えた焼酎蔵です。さっそく、蔵人の若松正樹さんに見学ルートを紹介していただきました。
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「伝兵衛ミュージアムラボラトリー」
濵田酒造と焼酎づくりについて知ることができるミュージアム「伝兵衛ミュージアムラボラトリー」
入り口に展示されたひと際目を引く巨大な物体。これは第二次世界大戦前の昭和10年代に導入され、約30年間にわたって活躍した貴重なボイラー
まずは「伝兵衛ミュージアムラボラトリー」へ。ミュージアム内には、当時使用されていた焼酎づくりの道具や大きな樽、かめなどが展示されています。それらは当時の焼酎製造において重要な役割を果たしており、その歴史的価値を感じることができます。ほかにも、焼酎づくりの基礎知識や変遷、「伝兵衛蔵」の歴史を知ることができます。